カラダのものさし|エクオールや腸内フローラを郵送キットで自宅で検査

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気になる不調とエクオールの関係

 

最近気になっている不調が、実はエクオールと関係があるかもしれません。ここでは、4つのお悩みに対してどのようにエクオールが関係しているのかをご紹介します。

手指が痛い、しびれる 

50代女性の手のしびれとホルモンの関係

50代女性に多い悩みの1つが、手のしびれです。しかし、しびれを感じても年齢のせいや手の使いすぎと考え、特に対策をせずに放置する方も少なくありません。
最新研究では、手のしびれは女性ホルモンの減少が影響している可能性があることがわかっています。実際に手のしびれと女性ホルモンにはどのような関係があるのでしょうか。

エストロゲンと手指のしびれ

エストロゲンは女性ホルモンの1つで、卵胞ホルモンとも呼ばれます。エストロゲンの分泌量は、排卵期が近づくと増え、排卵期が終わると急激に減少し、黄体期の前に少し増えるといった月経周期に連動したサイクルを繰り返しています。

エストロゲンは、代謝を高めたり肌の潤いやツヤを向上させたりといった女性に嬉しい効果が多くある女性ホルモンです。また、腱や関節を保護するはたらきもあるため、エストロゲンが減少すると手足を動かすときに痛みを感じたり、手指にしびれが生じたりすることがあります。

エストロゲンが減少する時期

エストロゲンの分泌量は20代をピークとして徐々に減り、更年期を迎えると急激に減少します。そのため、更年期に近づくと肌の潤いやツヤが衰えたり、代謝が下がって体重が増えやすくなったりします。
手指のしびれを感じやすくなるのも、エストロゲンが減少する更年期です。手に痛みやしびれを感じる手根管症候群や腱鞘炎は、更年期前後の女性に多く見られます。
また、出産後は一時的にエストロゲンが減少します。更年期とは異なり、一定の時期を過ぎると再びエストロゲンの分泌量は増えますが、手指に痛みやしびれを感じるケースもあります。

エストロゲンと似たはたらきを示す大豆イソフラボン(ダイゼイン)

加齢によるエストロゲン分泌量の減少は止めることができません。しかし、エストロゲンと似たはたらきをする大豆イソフラボン(ダイゼイン)を適度に摂取することで、手のしびれや肌の潤い低下などのエストロゲンの減少による不調をある程度回避できます。

更年期症状の緩和のためにも、大豆を積極的に摂取して大豆イソフラボンを取り入れるようにしましょう。
 

更年期症状が出てきたかも…

エクオール産生能は更年期症状と関係あるのですか?

(浜松町ハマサイトクリニック院長 吉形 玲美先生)
関係があります。
大豆に含まれるイソフラボンが腸の中で代謝されエクオールという成分が産生されます。このエクオールが「女性ホルモンと似たはたらき」をすることがわかり、さまざまな研究で更年期症状の改善効果も認められることが確認されてきました。

ただし、エクオール産生能には個人差があり、エクオール産生能が低いと同じ量の大豆イソフラボンを食べても、「女性ホルモンと似たはたらき」は低くなるため、同じ生活条件であれば更年期障害がつよくでると考えられます。

実際の臨床研究でこのことは証明されています。
エクオールが知られる以前から、大豆食品をよく食べる日本人は欧米人と比較して「のぼせ、ほてり」などの更年期症状が少ないことが知られていました。欧米人は日本人と比べてエクオール産生能がない人が多いこともわかっており、更年期症状の強さは食習慣だけでなくエクオール産生能が関連しているのだ、ということもこのような背景からうなずけますね。

しかし、日本人も若い世代(40代以下)ではエクオール産生能がない人が増えており、大豆を含む豆食品の摂取も減っていますので、今後更年期障害に悩む女性が増えることが懸念されています。
 

骨の健康が気になる…

骨密度の低下は女性ホルモンの低下と関係がある

骨密度は20歳頃に最大になり、その後、徐々に低下していきます。低下する速度は男性よりも女性が速く、特に40代、50代で急激に骨密度が下がることが分かっています。
これは、40代、50代で閉経を迎え、女性ホルモンである「エストロゲン」の分泌が減少することと無関係ではありません。

骨密度の低下をもたらすエストロゲンの分泌量低下

骨は、約10年で骨全体が入れ替わると言われるくらい、常に吸収と形成を繰り返しています。しかし、吸収する量に形成する量が追いつかないと、骨密度が下がり、骨が弱くなって骨粗しょう症になるリスクも高くなってしまいます。
エストロゲンは、骨の形成をうながし、なおかつ骨からカルシウムが流出するのを防ぐ役割を果たすホルモンです。更年期を迎えるとエストロゲンの分泌量が下がるため、骨の吸収が骨の形成を大きく上回るようになり、骨密度低下につながります。

更年期を迎えると10年で20%も骨密度が下がる

エストロゲンの分泌量が減少すると、骨密度は下がっていきます。個人差もありますが1年で約2%下がると言われており、更年期から10年も経つと骨密度は約20%も低下する計算になります。
実際に、閉経年齢の中央値は50歳頃のため、60歳の方は50歳のときと比べて骨密度が80%程度、70歳の方は70%程度にまで下がってしまうことが分かっています。骨粗しょう症も50代以降で急増するので、早めに骨密度を下げないケアが必要といえるでしょう。

エストロゲンの減少は大豆イソフラボンで補える

閉経期になると、エストロゲンの減少により骨密度が低下し、骨粗しょう症などのリスクが増えてしまいますが、減少するエストロゲンを何かで補うことができれば、骨粗しょう症のリスクも減らすことができると考えられます。

大豆に含まれている成分の「大豆イソフラボン」は、エストロゲンとよく似たはたらきをするので、エストロゲンが減少したときに起こる不調の軽減に役立つことがあります。
大豆イソフラボンは豆腐やおから、納豆、油揚げなどの身近な大豆食品に含まれているので、意識的に摂取し、骨密度の低下を抑制していきましょう。
 

シミ・シワが増えた…!?

エクオールをつくれている人とつくれていない人ではお肌や美容に関係しますか?

(アオハルクリニック院長 小栁 衣吏子先生)
加齢とともに減少するエストロゲン量に相関し、肌のコラーゲンも減少します。
つまり肌は、ハリを失いシワが増えるということです。

そこで、閉経後の女性にエクオールを12週間服用してもらうという試験がおこなわれ、結果は、服用した群では有意にシワが改善。また肌水分量が増加し、肌の弾力性が増しました。

以上のことから、エクオールをつくれる人はいつまでもみずみずしくハリのあるお肌をたもつことができるのではないかと考えられます。 
 

まずは簡単・便利な『郵送検査』で調べましょう


 

エクオール検査「ソイチェック」で尿中のエクオール量を調べることで、体内で理想量のエクオールをつくれているかを簡単に測定できます。
1年に1回、ご自身のカラダの状態をチェックしましょう。

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