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更年期は腸の曲がり角?知っておきたいホルモンと腸内環境の関係と腸活に役立つ検査の選び方

近年、腸内細菌の研究が進んで、様々な身体の変化に腸内環境が関わっていることがわかってきました。その中でも、40代~50代の更年期に多い悩みと腸内環境の関係について調べました。気になる「腸活」に役立つ検査の選び方もご紹介します。
 

1. 腸内環境と健康の関係

腸内環境は、私たちの心身に大きな影響を与えます。腸の中に住んでいる細菌のバランスが崩れることで便秘や下痢が起きたり、さらにさまざまな不調があらわれることがあります。

 

2. 更年期に起こる腸の不調

更年期に見られる不調には、腹痛を伴う下痢や便秘、または下痢と便秘を繰り返すなど腸に関する症状があります。腸の動きをコントロールするのは自律神経です。女性は、更年期に入ると女性ホルモンの減少に伴ってホルモンバランスが乱れ、自立神経のうち交感神経が優位になりやすくなります。すると腸の動きも低下し便秘や下痢になることも増えてきます。さらに、腸内環境が悪化することで、肌荒れや睡眠不足などに繋がる可能性があります。
女性だけでなく男性も、同じ更年期に不規則な生活や飲みすぎ、食べすぎ、運動不足などの生活習慣の乱れから、腸内環境が悪化する人もいます。
 

3. 腸内環境が整うと期待できる効果

そのため、”腸”内環境を整える”活”動「腸活」を行っている人も多いのではないでしょうか。ある調査によると、「腸活」により期待することは次のことが挙げられています。

  • 便秘・下痢の改善
  • 免疫(力)の向上
  • ダイエット効果

さらに、女性では、「腸活」に

  • 美肌効果

を期待している方も多いようです。
更年期世代の方にこそ、「腸活」は欠かすことができない生活習慣と言えそうです。

 

4. その腸活、自分にあってる?

しかし、腸活を行っていても「腸活の効果が出ているのか分からない」という人も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、腸内の腐敗物質『インドキシル硫酸』を測定する検査。腸内細菌が生み出したインドールは、特有な臭いがある腐敗物質の一種。腸内環境が悪くなるとこのインドールの量が増えるため、腸内環境を評価する指標として使われています。インドールは、体内で『インドキシル硫酸』という物質に変換された後に、尿と共に体の外に排出されます。尿中のインドキシル硫酸は主に腸内細菌由来とされているので、尿からこの物質の量を測定することで、腸内の環境を推し量ることができるため、自分の腸活の確認ができます。
【検査はこんな方におすすめ】

  • 腸活の効果を実感できていない方
  • 自分の腸内環境を知りたい方
  • より効果的な腸活を始めたい方

 

5. 腸内細菌検査(腸内フローラ検査)とどちらを受けるべき?


現在一般に販売されている腸内環境の検査は大きく分けると、腸内細菌(腸内フローラ)を調べる検査と、腸内で産生される代謝物を調べる検査の2種類があります。どちらを選べばいいか迷ってしまうという方に、それぞれの検査の違いを解説します。

 

腸内細菌検査(腸内フローラ検査:「カラダのものさし」のビフィチェックやスリムチェック)

【メリット】

  • 腸内細菌の種類とバランスが分かる
  • 特定の菌の状況がわかるため、自分の腸内細菌の傾向がわかり対策がたてやすい

【デメリット】

  • 便の採取に手間がかかるなど手軽さに欠ける
  • 腸内代謝物検査(インドキシル硫酸検査など)に比べて高価
  • 結果が出るまでに時間がかかる

 

腸内代謝物検査(インドキシル硫酸検査:「カラダのものさし」の腸活チェック)

【メリット】

  • 検査結果を数値とランクで知ることができる
  • 尿で検査ができて、早く結果を知ることができる
  • 比較的安価

【デメリット】

  • 腸内環境全体の状態を把握できない


※カラダのものさしの製品比べ
 

6. 【まとめ】更年期と腸内環境は密接な関係。検査を用いてより効果的な腸活を!


● 更年期になると、ホルモンバランスが乱れることで腸内環境に影響することがある。
● 更年期の生活習慣には「腸活」は欠かせない。
● 手軽に腸内環境を調べたい方には腸活チェックがおすすめ。
● より詳細な腸内環境の情報が知りたい方、腸内環境の具体的な問題を把握したい方には特定の菌の種類や多さを調べられる腸内フローラ検査がおすすめ。
● まず腸活チェックで腸内環境を確認し、良い結果でなければ腸内フローラ検査を受けるといった方法もGood。

※ご注意※
検査結果は、あくまでも健康状態を把握するための参考情報です。検査結果に基づいて、食事や生活習慣を改善するなど、具体的な対策を講じることが大切です。検査結果に不安がある場合は、医師に相談しましょう

 
【参考】
更年期ラボ https://ko-nenkilab.jp/symptom/constipation.html
日本インフォメーション(株)調べ https://www.n-info.co.jp/report/0049