【腸活コラム】便が黄色の時に考えられる原因は?色から分かる身体の状態
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便が黄色の時に考えられる原因は?色から分かる身体の状態
便は健康のバロメーターといわれています。便の色がいつもと違う時は、何か身体に問題が起こっているのかもしれません。
便が黄色の時は、身体は一体どのような状態なのでしょうか。この記事では、便が黄色の時に考えられる健康状態や注意すべきことについて解説します。
黄褐色の便は理想的!しかし黄色は要注意
健康な時の便の色は黄褐色~茶褐色です。バナナの形状で水に軽く浮いていると、さらに理想的な便と言えます。
健康な便とは…
□黄褐色~茶褐色 □バナナのような形状 □水に軽く浮かぶ |
便の色が黄みを帯びた茶色になるのは、肝臓で作られる胆汁色素のビリルビンが便内に含まれているからです。血液内で酸素を運ぶヘモグロビンが寿命で壊れると、一部がビリルビンになり、肝臓に運ばれて胆管を通って便に混じって排泄されます。そのため、健康な時の便の色は黄みを帯びるのです。
しかし、黄みが普段よりも強い時は、もしかしたら健康に問題があるのかもしれません。とりわけ便中の水分量が多く、下痢状の時は、トラブルが起こっていると考えられます。
下痢を引き起こしやすいものを飲食した時
牛乳を大量に飲んだ時や、ダイオウ末やセンナなどの下剤を服用した時は、黄色い水状の便が出ることがあります。これは腸を刺激する物質を摂取したことで下痢が起こっているからで、下痢の症状がなくなれば便も通常の黄褐色~茶褐色に戻ります。
なお、下痢の便は、さまざまな色があります。黄色い時もあれば黒っぽい時もあるため、色だけでは下痢と判断できません。下痢が続く時や痛みを伴う時は、消化器内科や内科を受診して詳しく診てもらいましょう。
便と一緒に黄色い油が浮く時は?
乳白色~薄黄色の便と一緒に油が出て水に浮いている時は、脂肪便の可能性があります。脂肪便がときおり出るくらいなら慌てる必要はありませんが、1週間以上連続して出る時は慢性膵炎の疑いがあります。消化器内科や内科を受診するようにしましょう。
慢性膵炎とは、膵臓に長期間炎症が起こっている状態で、脂肪便以外にも背中やみぞおちの痛み、食欲低下などの症状が見られることがあります。膵臓には消化酵素を作る機能がありますが、慢性膵炎になると消化酵素の分泌量が低下し、消化不良や糖尿病を引き起こすこともあるため、少しでも疑わしい時は病院で専門的な診察を受けてください。
また、膵臓がんが生じている時も、脂肪便が出ることがあります。膵臓がんは早期発見が難しいため、気付いた時には進行していることも多い注意すべき疾病です。脂肪便などの兆候が見られた時は、すぐに病院を受診するようにしてください。
便の色などの記録を取ろう!健康ノートのススメ
健康な便の色は黄褐色~茶褐色と言われていますが、実際には黄褐色の人よりも茶褐色の人が多いです。しかし、個人差がありますので、自分の便がどのような色・形状・においなのか知っておくことが大切です。
ご自身の体調を把握するためにも、「健康ノート」を作成することをおすすめします。以下の情報を毎日記録してみてはいかがでしょうか。体調の変化に早めに気付き、重大な疾病の早期発見・早期治療を目指すことができるでしょう。
<毎日つけたい健康ノート>
項目 | 内容 |
食べたもの | その日1日に食べたもの、量、食欲はあったか |
便 | 便が出た時間、色、形、量、におい |
その他 | 体重、体温、体調、気分、その他の気になること |
体重と体温は、できるだけ毎日同じ時間に測るようにしましょう。
便の色が黄色!水状便もしくは油が浮く時は要注意
便の色が黄色~茶褐色の場合は健康な状態であることが多いです。
ただし、黄色かつ水状の場合は下痢、一緒に油が浮いているときは膵臓の疾患の可能性があります。とりわけ膵疾患は早期発見が難しいため、少しでも疑わしい時は早めに病院に行くことがすすめられます。ぜひノートにご自身の便を毎日記録し、早めに気付けるようにしておきましょう。
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