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【腸活コラム】便の色がオレンジの時に考えられる原因は?色からわかる身体の状態

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便の色がオレンジの時に考えられる原因は?色からわかる身体の状態

便の色は身体の状態を反映しています。オレンジ色の便の時は、どのような状態だと考えられるのでしょうか。便の色がオレンジ色だった時に考えられる病気や理由について解説します。

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健康な時の便の色は黄色~茶褐色

 

通常の便の色は黄色~茶褐色です。これは、便中にビリルビンという胆汁から出る色素が含まれているからで、黄色っぽいほど腸内環境は酸性が強く、褐色が濃く黒色に近づくほどアルカリ性が強いと判断できます。なお、褐色というよりは黒色に近い場合は、腸内に悪玉菌が多く、便秘気味の可能性があります。

オレンジ色や赤色の食べ物を食べると便の色がオレンジ色に近づく

食べ物の色で、便の色が変わることがあります。たとえば野菜などに含まれている色素が吸収されないまま排出された時などは、便の色に色素が反映されます。

たとえばニンジンやパプリカなどのオレンジ色の野菜を食べた時、便の色がオレンジ色に近くなるかもしれません。また、健康な状態の便の色は黄色~茶褐色なので、赤い色素を含む食べ物を食べた時も、便の色がオレンジ色っぽくなることがあります。トマトや赤ピーマン、ラディッシュ、赤玉ねぎなどを食べた時も便の色に注意してみてください。

便中に血が混じってオレンジ色っぽく見えることも!

食べ物由来で便の色がオレンジ色になることには、何の問題もありません。単に色素が便に混ざっているだけなので、赤色やオレンジ色の色素を含む食べ物や飲み物を控えれば色も元通りになります。しかし、便中に血が混じって便の色がオレンジ色になる時は注意が必要です。とりわけ肛門近くから出血が起こっている時は鮮血が混じり、便の色が赤色かオレンジ色に見えることもあるのです。

いぼ痔や切れ痔

いぼ痔や切れ痔のため、便中に血が混じることがあります。血便の7~8割は痔由来ともいわれるので、便がオレンジ色っぽい時は、痔の可能性を疑ってみましょう。

排便時にいぼが出る方や切れる感触がある方は、早めに病院に行って診療を受けることをおすすめします。排便後もいぼが出たまま戻らない場合は、手術が必要になることもあります。早期発見・早期治療を目指しましょう。

痔を悪化させないために注意したいこと

切れ痔やいぼ痔になると、排便時に痛みや違和感を覚えるようになります。しかし、排便を我慢すると便秘になることもあり、健康な生活から遠のいてしまいます。早めに病院を受診することも大切ですが、普段から痔を悪化させないように行動することも大切です。痔を悪化させないためにも、普段から以下の点に注意してください。

痔の悪化を予防する生活ポイント
■肛門を清潔に保つ
■トイレで思いっきりいきまない
■腰を冷やさないようにする
■同じ姿勢のまま長時間いないようにする
■香辛料やアルコールなどの刺激の多い飲食物を避ける
■便秘にならないように水分や食物繊維の摂取、適度な運動を心掛ける

 

大腸の炎症や潰瘍

大腸の炎症や潰瘍から出血し、便がオレンジ色っぽく見えているのかもしれません。大腸がんや潰瘍性大腸炎、虚血性大腸炎、出血性大腸炎、大腸ポリープ、直腸がん、S字結腸がんなどの可能性が考えられるので、早めに病院を受診してください。

なお、大腸疾患や直腸疾患がある時は、血便以外にも腹痛や発熱、便秘、下痢などの症状が出ることもありますが、場合によっては血便以外の症状がないケースもあります。自己判断するのではなく、病院で調べてもらうようにしましょう。

感染症や食中毒

赤痢やO-157に感染してオレンジ色の血便が出ることもあります。嘔吐を伴うこともあり、脱水症状に陥る危険もあります。こまめな水分補給を意識して、早めに受診してください。

 

ラー油のような脂ぎったオレンジ色の便が出る時は?

 

便全体がオレンジ色というよりは、便の周りにオレンジ色のラー油のような油が浮いているケースもあるでしょう。このような便が見られる場合は、消化不良により飲食物に含まれる脂肪が分解されていないと考えられます。

膵臓に疾患がある可能性もある

膵臓は、脂肪などのさまざまな栄養分を分解する膵液を作り出し、十二指腸に届けています。脂肪が分解されずに便中に混じる時は、膵臓の働きに問題が生じている可能性が考えられます。急性膵炎や慢性膵炎などの膵臓の疾患は、放置しておくと腎臓など他の臓器に影響を及ぼすことがあるので、早めに病院で調べてもらうことをおすすめします。

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オレンジ色の便に複数の病気が隠れていることも!

 

オレンジ色の便が出た時は、まずはオレンジ色や赤色の色素が含まれた飲食物由来ではないか疑ってみてください。気になる時は、色素が含まれている食べ物の飲食を控えることで便の色を改善できます。

飲食物由来でない時は、痔や大腸疾患による出血、食中毒、感染症の可能性が考えられます。7~8割は痔由来ですが、「痔と大腸がん」「痔とS字結腸がん」など複数の病気が原因になっていることも少なくありません。自己診断するのではなく、かならず病院を受診するようにしてください。

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