LABOレポ!vol.8 腸がよろこぶ、大豆農家の豆ごはん
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アグリビジネス創出フェアで出会った農家のおじさん。大豆を作リはじめて10年。大豆は毎日食べているよ。その言葉にピンときて、毎日大豆生活のヒントを得られるのではと大豆収穫におじゃましました。
千葉県茂原市。JR外房線の本納駅から車で10分ほどのところに矢部さんのお宅はあります。もともとサラリーマンだった矢部さんですが、20年ほど前に農業に転身し、10年前に大豆を作りはじめたそうです。
「黒豆を作ってみようと思って種をもらってね。
黒豆を枝豆で食べたらそこそこ美味かった。そのあとに農業新聞で千葉の在来種が復活したって記事を見て、自分もやってみようと種をもらってきたの。
そしたら、こっち(在来種)の枝豆は段違いに美味かったんだよね」
それは枝豆の時期にもおじゃましたい!
今では味噌やきなこも自分で作っていて、今後は納豆も手作りしたいとか。
12月第1週の土曜日、数日前の雨で少し土は湿っていましたが、大豆はちょうどよく乾いています。大豆は雨で濡れてしまうとうまく殻から出ないし、時期が遅れると豆が殻から弾けて畑に飛び散ってしまうそうです。
実った大豆は枝ごとはさみで切って、束にまとめます。大豆を殻からはずす機械もあるけれど、昔ながらの方法で木槌で叩きます。一緒に行った息子もお手伝い。
散らばった大豆をまとめて、葉や枝を除きます。きれいな大豆。矢部さんの作っている大豆は千葉県の在来種で、ちょっと青みがかっているのが特徴です。
自宅で使う分だけとはいえ、毎年食べきれない大豆が収穫できるとのこと。そこで、毎日のご飯に大豆を混ぜて食べているそうです。
「米は発芽玄米を使っているの。白米と同じように炊けるよ。大豆はそのまま米と一緒に炊飯器に入れて、あとは炊くだけ」
なんともシンプル!食物繊維たっぷりで腸にも良さそう。
昔から健康な食生活を意識されていたのですか?
「ぜんぜん。血圧が高いのが悩みでね。発芽玄米は人に教えてもらって、食べてみたら甘くて美味しかった。大豆も美味しいからね」
数年前からフェアに足を運んで見地を広げているとのこと。きっと好奇心旺盛で、研究熱心なんですね。そう言うと、笑っていましたけど。