腸活チェック
腸活チェックよくあるご質問
FAQ
- 更年期は腸の曲がり角?知っておきたいホルモンと腸内環境の関係と腸活に役立つ検査の選び方
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近年、腸内細菌の研究が進んで、様々な身体の変化に腸内環境が関わっていることがわかってきました。その中でも、40代~50代の更年期に多い悩みと腸内環境の関係について調べました。気になる「腸活」に役立つ検査の選び方もご紹介します。
1. 腸内環境と健康の関係
腸内環境は、私たちの心身に大きな影響を与えます。腸の中に住んでいる細菌のバランスが崩れることで便秘や下痢が起きたり、さらにさまざまな不調があらわれることがあります。
2. 更年期に起こる腸の不調
更年期に見られる不調には、腹痛を伴う下痢や便秘、または下痢と便秘を繰り返すなど腸に関する症状があります。腸の動きをコントロールするのは自律神経です。女性は、更年期に入ると女性ホルモンの減少に伴ってホルモンバランスが乱れ、自立神経のうち交感神経が優位になりやすくなります。すると腸の動きも低下し便秘や下痢になることも増えてきます。さらに、腸内環境が悪化することで、肌荒れや睡眠不足などに繋がる可能性があります。
女性だけでなく男性も、同じ更年期に不規則な生活や飲みすぎ、食べすぎ、運動不足などの生活習慣の乱れから、腸内環境が悪化する人もいます。
3. 腸内環境が整うと期待できる効果
そのため、”腸”内環境を整える”活”動「腸活」を行っている人も多いのではないでしょうか。ある調査によると、「腸活」により期待することは次のことが挙げられています。
- 便秘・下痢の改善
- 免疫(力)の向上
- ダイエット効果
さらに、女性では、「腸活」に
- 美肌効果
を期待している方も多いようです。
更年期世代の方にこそ、「腸活」は欠かすことができない生活習慣と言えそうです。4. その腸活、自分にあってる?
しかし、腸活を行っていても「腸活の効果が出ているのか分からない」という人も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、腸内の腐敗物質『インドキシル硫酸』を測定する検査。腸内細菌が生み出したインドールは、特有な臭いがある腐敗物質の一種。腸内環境が悪くなるとこのインドールの量が増えるため、腸内環境を評価する指標として使われています。インドールは、体内で『インドキシル硫酸』という物質に変換された後に、尿と共に体の外に排出されます。尿中のインドキシル硫酸は主に腸内細菌由来とされているので、尿からこの物質の量を測定することで、腸内の環境を推し量ることができるため、自分の腸活の確認ができます。
【検査はこんな方におすすめ】- 腸活の効果を実感できていない方
- 自分の腸内環境を知りたい方
- より効果的な腸活を始めたい方
5. 腸内細菌検査(腸内フローラ検査)とどちらを受けるべき?
現在一般に販売されている腸内環境の検査は大きく分けると、腸内細菌(腸内フローラ)を調べる検査と、腸内で産生される代謝物を調べる検査の2種類があります。どちらを選べばいいか迷ってしまうという方に、それぞれの検査の違いを解説します。腸内細菌検査(腸内フローラ検査:「カラダのものさし」のビフィチェックやスリムチェック)
【メリット】
- 腸内細菌の種類とバランスが分かる
- 特定の菌の状況がわかるため、自分の腸内細菌の傾向がわかり対策がたてやすい
【デメリット】
- 便の採取に手間がかかるなど手軽さに欠ける
- 腸内代謝物検査(インドキシル硫酸検査など)に比べて高価
- 結果が出るまでに時間がかかる
腸内代謝物検査(インドキシル硫酸検査:「カラダのものさし」の腸活チェック)
【メリット】
- 検査結果を数値とランクで知ることができる
- 尿で検査ができて、早く結果を知ることができる
- 比較的安価
【デメリット】
- 腸内環境全体の状態を把握できない
※カラダのものさしの製品比べ
6. 【まとめ】更年期と腸内環境は密接な関係。検査を用いてより効果的な腸活を!
● 更年期になると、ホルモンバランスが乱れることで腸内環境に影響することがある。
● 更年期の生活習慣には「腸活」は欠かせない。
● 手軽に腸内環境を調べたい方には腸活チェックがおすすめ。
● より詳細な腸内環境の情報が知りたい方、腸内環境の具体的な問題を把握したい方には特定の菌の種類や多さを調べられる腸内フローラ検査がおすすめ。
● まず腸活チェックで腸内環境を確認し、良い結果でなければ腸内フローラ検査を受けるといった方法もGood。
※ご注意※
検査結果は、あくまでも健康状態を把握するための参考情報です。検査結果に基づいて、食事や生活習慣を改善するなど、具体的な対策を講じることが大切です。検査結果に不安がある場合は、医師に相談しましょう
【参考】
更年期ラボ https://ko-nenkilab.jp/symptom/constipation.html
日本インフォメーション(株)調べ https://www.n-info.co.jp/report/0049 - -
- 勝負の日に備えるために!今から取り組みたいカラダを守る免疫習慣
これからのシーズン、試験や式典など大切なイベントが盛りだくさん。大切な日だからこそ、日頃から自分の免疫の維持に努めて万全な状態で臨みたいところです。おすすめの生活習慣を3つご紹介します。
体調管理の基本は食事・運動・睡眠の3つ
体調管理の基本は食事と運動、睡眠の3つです。この3つが健康にとって大切だということは、すべての方がご存知なのではないでしょうか。栄養のバランスのとれた食べ物を適切な量だけ食べ、しっかりと運動をし、毎日なるべく同じ時間に就寝・起床をする・・・。これを繰り返すことで健康な身体が作られ、いつも元気に生活できるようになります。しかし、規則正しく食事・運動・睡眠を行うといった一見簡単そうに思える生活習慣も、受験のときには難しく感じるかもしれません。ゆっくりと食事する時間が取れず、片手で食べられるサンドイッチやハンバーガーで済ませたり、しっかりと噛まずに飲み込んでしまったりすることも少なくないでしょう。
また、運動不足や睡眠不足になり、なんとなくいつも疲れているように感じることもあるでしょう。外出を避けて風邪をひかないようにしているつもりが、体力が低下してかえって病気にかかりやすくなることもあるのです。
免疫力アップと食事・運動・睡眠
免疫力とは、身体に備わっている防御能力を指すことが多いです。実際に免疫力が高まると、ウイルスなどの異物を体外に排出したり、異物の攻撃力を抑制したりするため、病気にかかりにくい身体になります。
食事と運動、睡眠を適切に行うことは、免疫力の向上につながります。風邪などをひいている状態では実力を発揮できません。食事と運動、睡眠に注目し、免疫力を向上させていきましょう。
→腸と免疫については、こちらのコラムもチェック!「腸と免疫の関係性!腸管免疫って何?高める方法とは?」
【免疫力アップのためにできること1】食事を通した体調管理
食事を通して免疫力アップを目指す方法を紹介します。いずれも続けることで体調が整い、受験シーズンを健康で乗り切るために知っておきたい方法です。大事なときに感染症にかからないためにも、日頃の食事から免疫力を強化しておきましょう。バランスの良い食事を取る
食事はバランスが大切です。1日に必要なエネルギーを取るだけでなく、タンパク質と脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、食物繊維などをバランスよく摂り入れることが必要となります。
手軽にエネルギーを摂取しようとすると、つい食事が炭水化物に偏ってしまいます。しかし、炭水化物だけでは栄養が偏るので、1日の摂取エネルギー中、炭水化物は50~65%程度、タンパク質は13~20%程度、脂質は20~30%程度になるように調整するようにしましょう。
タンパク質をしっかりと摂取する
栄養素の中でも特に注目したいのはタンパク質です。タンパク質は免疫抗体の材料になるので、不足しないようにしっかりと食べ物から摂り入れるようにしましょう。
日本人の食事摂取基準(2020年版)によれば、運動量の少ない15~17歳の男性は1日あたり81~125gのタンパク質を摂るようにと推奨されています。同じく運動量の少ない15~17歳の女性は1日あたり67~103gの摂取が目安となります。体重や運動量が多い場合は少し多めに、体重が軽い場合は少し少なめに調整できるでしょう。
例えば、肉や魚を毎食1品は加えたり、加工しやすい卵や大豆を使った料理を常備菜にしたりできるかもしれません。主食を控えめにして肉・魚・卵・大豆を増やすことでも、炭水化物に傾きがちな栄養バランスを調整しやすくなります。
参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
腸内環境を整える発酵食品と食物繊維の組み合わせ
体内の免疫細胞機能のうち、約7割は腸内に集まっているといわれています。つまり、腸内環境を適切に整えることで、免疫細胞が増え、免疫力も増進できるのです。
腸内環境を整えるためには、乳酸菌などが含まれた発酵食品をしっかりと食べることが大切です。ただし、発酵食品を食べたからといってすぐに腸内環境が整うわけではありません。腸内環境を良好にするためにも、毎日継続してヨーグルトや味噌、納豆、キムチなどの発酵食品を食べるようにしましょう。
また、乳酸菌の働きを活発化するためには、乳酸菌のエサとなる食物繊維が必要です。食物繊維が豊富なキノコ類や海藻類、根菜などもしっかりと食べるようにしましょう。
【免疫力アップのためにできること2】運動を通した体調管理
適度に運動することも免疫力アップに必要な要素です。ただし、過度な運動は避けるようにしましょう。運動量が少なすぎるときも免疫力は落ちますが、運動量が多すぎるときは、運動自体が身体にとってストレスとなり、免疫力が落ちることもあります。アスリートなどにしばしば見られることですが、運動中は一時的に免疫力が高まるものの、運動後は運動によるストレスで免疫力が著しく低下し、ウイルスや細菌などによる感染症にかかりやすくなることが少なくありません。また、個人差はあるものの免疫力の低下は数時間だけのこともあれば、数日に及ぶこともあり、感染症に対して無防備な時間が続きます。
とはいえ、アスリートにとって運動することは避けられないため、食事や睡眠などを通して免疫力が落ちないように管理していかなくてはいけません。アスリート以外の方は、運動量が過剰にならないように管理し、免疫力の向上を目指しましょう。
免疫力アップを期待できる適度な運動とは、20分程度の連続した軽い運動(ウォーキング、軽い筋トレなど)のことで、心拍数が少し上がり、軽く汗をかくことが目安となります。毎日続けることが難しい場合は、次のように日常生活と運動を組み合わせることもおすすめです。
歩く・掃除をする・自転車に乗るなどの身体を動かす活動を1日に60分は行う
週に2回以上は1回30分程度のウォーキング・ラジオ体操などの軽い運動を行う参考:厚生労働省「健康づくりのための身体活動基準 2013」
【免疫力アップのためにできること3】睡眠を通した体調管理
睡眠も免疫力アップにとって重要な要素です。実際に睡眠時間が不足すると、がんや高血圧などの生活習慣病、うつ病や認知症などの精神科系の病気などの発症リスクを高めることが研究によって明らかになっています。つまり、しっかりと睡眠をとることで免疫力が増し、病気になりにくい健康な身体に近づけていくことができるのです。とはいえ、睡眠時間が長ければ長いほど、病気にかかりにくくなるのではありません。睡眠時間と死亡リスクの関係を調べたアメリカの研究では、男女ともに睡眠時間が7時間の人がもっとも死亡リスクが低く、7時間を超えると逆に死亡リスクが高くなっていました。この研究によると睡眠時間が10時間以上の人は3時間の人よりも死亡リスクが高く、個人差はあるものの過剰な睡眠は健康にとってプラスに働きにくいことが示されています。
参考:Kripke DF, et al. Arch Gen Psychiatry. 2002 Feb;59(2):131-6. 「Mortality associated with sleep duration and insomnia」
睡眠の質にも注目してみよう
睡眠の長さも免疫力アップには重要なポイントとなりますが、質も大切です。良質な睡眠を取ることで、身体の成長や修復を促し、体温や血圧、ホルモンの分泌のバランスも取れるようになります。
良質な睡眠をとるためには、昼夜をしっかりと区別することがカギとなるとされています。決まった時間に起床し、太陽の光を浴びて目覚めて活動することで、夜になると深く良質な眠りにつくことができるのです。
また、朝に太陽の光を浴びることは、体内時計を調整する効果もあるとされています。実際の1日は24時間ですが、体内時計の1日は24時間よりも少し長く、積み重なることで生活リズムがずれてしまうことにもなりかねません。しかし、目覚めたときに光をしっかりと浴びると体内時計のずれがリセットされ、24時間の規則正しい生活を送れるようになります。
規則正しい生活が受験生の体調管理の基本
体調管理の基本は、栄養バランスのとれた食事と適度な運動・睡眠です。いずれも当たり前とされることですが、この当たり前な生活を続けることこそ健康を維持するための秘訣なのです。受験が近づくと、ついいつもよりも睡眠時間が減ったり、運動習慣が失われたりすることがあります。また、勉強のスケジュールによっては食事のバランスが取りづらくなることもあるでしょう。
ここぞの勝負の時に本来の実力を発揮できることが一番です。まずは生活リズムを整えること、また、規則正しい生活の中に勉強を組み込むことを意識してみてはいかがでしょうか。
また、不調が気になるときは郵送検査を利用してみるのもおすすめです。例えば、カラダのものさしの「腸活チェック」なら、尿を郵送するだけで腸内環境をチェックでき、環境改善のためのアドバイスをオンラインで受けられるので、忙しい方も利用しやすいでしょう。
普段から健康管理を心がけるのはもちろんのこと、手軽に利用できる郵送検査も活用し、受験シーズンを乗り切っていきましょう。
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- 個人的には腸内環境に良い物を摂取していると勝手に思い込んでいたので、きっと良い結果が出ると思っていたのに、まさかの絶不調・・・。日々の生活を見直すキッカケとなりました。
スタッフより
腸内環境検査は、スタッフの中でも「食生活意識しているつもりだったが予想より悪かった」という声があがる検査です。
腸内環境は食生活のみならず、ストレス、睡眠・休息、運動といった項目も 関係していると言われております。
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- 【腸活コラム】便が緑の時に考えられる原因は?色から分かる身体の状態
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便は健康のバロメーターとも呼ばれることがありますが、緑色の便はどのような身体の状態を表しているのかご存知ですか?
この記事では、緑色の便が出たときに考えられる状況をまとめました。
トラブルを解決する方法や医療機関に行く目安についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。スポンサーリンク
赤ちゃんの便が緑色!原因は何?
赤ちゃんの便が緑色になる原因としては、次の2つが考えられます。
赤ちゃんの便が緑色になる原因
●便が酸化した
●お母さんがクロロフィルを含む野菜などを大量に食べた通常、便が黄色です。これは、胆汁に含まれるビリルビンという色素が便に入り込むことが原因です。しかし、便が腸内に長くとどまったり体内に溜まったガスに便が触れたりすることで、ビリルビンが酸化して緑色に変色することがあります。
また、腸内細菌のバランスの変化や腸内の水素イオン濃度によっても、ビリルビンは酸化して緑色に変色し、便の色が緑になることがあります。母乳育児の赤ちゃんは、お母さんがクロロフィル(葉緑素)を含む食品を大量に食べることで、便が緑色になっている可能性もあります。
クロロフィルはブロッコリーやホウレンソウなどの緑色野菜や海草に含まれる緑色の色素で、抗酸化作用やコレステロールを下げる効果が期待され、生活習慣病を予防したい方にもおすすめの栄養素です。大量に食べたとしても、特に問題を引き起こすことはありませんが、栄養が偏らないようにさまざまな種類のものをバランスよく食べるように心がけましょう。新生児や乳児の便が緑色なのは普通のこと!
健康な赤ちゃんは、さまざまな色の便が出ます。黄色と緑色、茶色はいずれも健康なときの便の色ですので、緑色の便が出たからといって慌てる必要はありません。
便が酸化することもお母さんがクロロフィルを含む食品をたくさん食べることも、特に問題のあることではありません。赤ちゃんの機嫌が良いようなら、特に気にせずにお過ごしください。便が臭いときも慌てずに観察を続けよう
また、赤ちゃんの便が多少ゆるいときやにおいが強いときも、赤ちゃんが機嫌よく過ごし、食欲もあるなら、特に問題はないと考えられます。とはいえ、赤ちゃんの様子は刻々と変わります。機嫌が良いか、食欲は衰えていないか、きちんと眠れているかこまめに観察してください。
便が赤色・白色・黒色のときは要注意
便が黄色や茶色、緑色のときは、特に心配する必要はありません。しかし、便の色が赤や白、黒のときは注意が必要です。
赤色と黒色のときは、腸から出血している恐れがあります。場合によっては精密検査が必要になることもありますので、赤ちゃんの機嫌とも重ね合わせて、必要に応じて小児科を受診してください。スポンサーリンク
大人の便が緑色の時は薬剤が原因のこともある
便が緑色だと、ちょっと驚くかもしれませんね。
とはいえ、特に何かの病気が原因ということではなく、単に薬剤に含まれる成分によって緑色になっていることも少なくありません。とりわけ以下の2つの薬を服用している時は、便の色が緑になることがあります。便の色が緑になる可能性がある薬の種類
●便秘薬
●鉄剤便秘薬などの薬剤によって便が緑色になる時
便秘薬には、便の色が緑になる成分が含まれていることがあります。現在、便秘薬を服用中の方は、インドメタシンかクロロフィル配合剤が含まれているか確認してみましょう。どちらかの成分が含まれている下剤を飲んでいる時は、服用をやめると便の色も改善されます。なお、インドメタシンが含まれているときは、便だけでなく尿も緑がかった色に変色することがあります。
しかし、便秘薬の服用をやめても便の色が改善されず、黒みがかった緑色の便が続く時は、胃や腸などから出血している恐れがあります。できるだけ早めに消化器内科か内科を受診してください。鉄剤によって便が緑色~黒色になるとき
鉄欠乏性貧血の方で鉄剤を処方されている場合は、便が緑色や黒色になることがあります。また、便の色が変化するだけでなく、吐き気や下痢などの不快症状が伴うこともあるでしょう。
鉄剤の服用をやめると便の色も元に戻りますが、鉄分は身体に必要な栄養素の1つですので、便の色を気にせずに医師の指示に従って服用するようにしてください。食中毒で便が緑色に
緑色の水状便が出ているときは、サルモネラ菌によって食中毒になっている可能性があります。下痢や高熱、腹痛などの症状を伴うこともあり、つらい状態が続きます。
下痢が続くと脱水症状になり、生命の危険にさらされることもあります。十分に水分を補給しながら、至急、病院に行きましょう。なお、食中毒が疑われるときは、食中毒を引き起こす細菌を体外に放出しなくてはいけないため、市販の下痢止めは服用しないでください。かならず病院に行き、適切な治療を受けましょう。便の色に慌てないで!まずは原因を突き止めて対処していこう
いつもとは便の色が違うと、「もしかして病気?」と不安になるのは当然のことです。しかし、緑色の便の場合、黒みがかっていたり水状であったりしなければ、特に気にすることはありません。
ただし、赤ちゃんの場合は、万が一のことがあるため注意が必要です。赤ちゃんの機嫌が悪いときは痛みを感じている可能性もありますので、早めに病院で相談するようにしましょう。
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- 【腸活コラム】便秘改善にははちみつが効果的?種類によって違いはある?
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便秘改善にははちみつが効果的?種類によって違いはある?
爽やかでフローラルな香りと味が人気のはちみつ。
そのまま食べても、料理に加えても美味しく、老若男女に親しまれていますね。
そんなはちみつが今、”便秘にも良い”として注目されています。今回は、
・はちみつが便秘に良い理由
・便秘予防に効果的なはちみつの種類
・おすすめの摂取方法
についてお話ししていきます。健康に、美容に良いとされているはちみつの効果、ぜひご覧ください。
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なぜ、はちみつは便秘に良いの?
お腹の調子を整え、便秘解消に良いと言われているはちみつ。
「食物繊維が多いわけでも、発酵食品でもないのになぜ?」
と疑問に思った方もいるのではないでしょうか。実は、はちみつに含まれている2つの栄養成分、オリゴ糖と有機酸の一種であるグルコン酸が、腸内環境に良い影響を与えていると言われています。
腸内環境を良くするためには、ビフィズス菌や乳酸菌といった善玉菌を増やし、ウェルシュ菌や病原性大腸菌などの悪玉菌を抑制することが必要です。
はちみつに多く含まれるオリゴ糖とグルコン酸は、善玉菌を増やし、悪玉菌の増殖を抑制してくれます。こうして善玉菌が腸の中で優位になると、腸の蠕動(ぜんどう)運動が適度に促進され、お通じを良くしてくれるというわけです。
”はちみつが便秘に良い”と言われている秘密は、豊富に含まれるオリゴ糖やグルコン酸にあったんですね。どんな種類のはちみつでもイイの?メープルシロップも効く?
「いつもと違うはちみつを買ってみたら、今までスムーズだったのになぜか便秘になってしまった」
という声を聞くことがあります。
これは、はちみつの種類や製造方法によって、便秘予防効果に違いがあるからと考えられます。便秘予防効果が高いと言われているのは、ローズマリーやアカシアのはちみつ。
香りにクセがなく、手に入りやすいのはアカシアでしょう。さらっとしていて溶けやすいため、ドリンクにも加えやすいですよ。また、はちみつ本来の豊かな栄養素をいただくためにも、できるだけ国産で非加熱のものを選びましょう。輸入物は80℃以上で加熱されているものが多く、ビタミンやミネラル、酵素が減少してしまっているので、購入する時は説明書きをしっかり確認するといいでしょう。
そして、はちみつと似ているメープルシロップも気になりますね。メープルシロップも豊富な栄養が含まれており、メープルシロップの中から新しいオリゴ糖”メープルビオース”が発見されたりもしていますが、便秘に効くと言えるかどうかは明らかにされていません。
そのため、便秘のために摂取するなら、メープルシロップよりもはちみつを選んだ方が確実ですね。スポンサーリンク
おすすめの摂取方法と簡単はちみつレシピ
便秘を良くするには、どれだけの量のはちみつを摂取すると良いでしょうか?
はちみつと便秘予防の関連を研究した駒沢女子大学によると、便秘の高齢者に5g〜10gのアカシアはちみつを長期間摂取してもらったら、排便回数・排便量・便性状の全てにおいて、有意に改善が見られたそうです。
5g未満のはちみつで比較した研究はないため、具体的に何g以上で効果があるとは断言できません。
1日5g以上(小さじ1杯程度)を食べていれば、便秘改善の効果が期待できるといえますね。また、毎日ティースプーン一杯のはちみつをそのまま飲むだけでももちろん美味しいですが、はちみつは色々な楽しみ方ができます。
色々な味わい方をしたい人は、ぜひ以下の簡単レシピを試してみてください。はちみつ+きな粉+ヨーグルトで腸活
ヨーグルトに、はちみつ小さじ1〜2と適量のきな粉をかけるだけ。
ヨーグルトの善玉菌や、きな粉の食物繊維で便秘予防効果がアップします。
さっと用意できるので、忙しい朝にもぴったりですね。はちみつ+ココアをおやつ代わりに
無糖のココアをお湯やミルクで割り、はちみつ小さじ1〜2を溶かし入れます。
実は、ココアは食物繊維が豊富。腸内の悪玉菌を増やす白砂糖が添加されていないものを選ぶようにしましょう。
ガッツリ食べられない朝やホッと一息つきたい時におすすめですよ。砂糖やシロップの代わりにはちみつを
毎日の料理に使う白砂糖をはちみつに変えるのも大変おすすめです。白砂糖よりも甘みが強いので、少量でカロリーを抑えた甘い味付けができますよ。
お好きなフルーツにはちみつをかけたり、紅茶にはちみつを溶かすのも良いですね。
そのままティースプーンで舐めるだけでも美味しいはちみつですが、ぜひ色々な味わい方をしてみてください。まとめ
・はちみつに含まれるオリゴ糖やグルコン酸が、腸内環境を良好に保ち、便秘を防いでくれます。・より便秘に効くとされるのは、ローズマリーやアカシアのはちみつ。できれば非加熱の、栄養素が豊富なものを選ぶと良いでしょう。
・おすすめの摂取方法は、毎日5〜10gのはちみつを摂ること。白砂糖の代わりに使ったり、他の腸活食材を組み合わせたりと、はちみつの様々な味わいを楽しんでくださいね。
皆さんも、ぜひ今日から食事にはちみつを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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- 【腸活コラム】便がトイレの水に軽く浮く時の便からわかる身体の状態は?
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便がトイレの水に軽く浮く時の
便からわかる身体の状態は?便を見れば、健康状態がわかるとも言われています。では、便が軽く浮く時は、身体はどのような状態なのでしょうか。今回は、便がトイレの水に軽く浮く時に考えられる身体の状態について解説します。
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便が浮く時は基本的には
健康と判断できる健康な便は、通常、次の特徴があります。
健康な便
黄色~茶褐色
強くいきまなくてもスルッと出る
トイレの水に軽く浮く便がトイレの水に軽く浮き、なおかつ、色や出方も健康な便の条件を満たしていれば、健康状態は良好だと考えられます。
便は軽く浮くけれども
色に問題がある場合便は軽く浮くけれども色が黄色~茶褐色ではない場合には、さまざまな状況が考えられます。
赤や黒い色の時は「消化管の出血」の可能性がある
たとえば、褐色の色が濃い時は、食べすぎや飲みすぎの可能性があるでしょう。また、赤色の時はパプリカやトウガラシなどの赤い食べ物を食べたのか、肛門付近で出血が起こっている可能性が、黒色の時は鉄剤や薬用炭を服用したのか胃などの上部消化管で出血が起こっている可能性があります。
白っぽい色の時は「脂肪便」の可能性がある
便が浮いても、白っぽい時は「脂肪便」の可能性があります。脂肪便とは、その名の通り脂肪が多く含まれている便のことで、腸や膵臓の機能が低下して、脂肪などの栄養分を適切に消化・吸収できていない時によく生じます。
膵臓では脂肪を分解する酵素を分泌しますが、膵臓の機能が落ちて酵素の分泌量が減ると、脂肪が分解されていない状態で便中に入り、便に脂身のような白っぽいものが混ざったり、便全体が白っぽくなったりするのです。いつもと違う色の便が続くときは病院へ行こう
赤や黒い便がでるとき、とりわけ気になるのは肛門付近や上部消化管の出血です。便中に鮮やかな赤い血が混じるときは、痔や大腸がん、直腸がんなどの可能性があります。黒い便の時は、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん、食道がん、十二指腸がんなどの可能性があります。
白っぽい便が続く時も脂肪便かどうかにかかわらず、注意が必要です。たとえば肝臓では黄色い色素を持つ脂肪分解酵素・ビリルビンが含まれる胆汁を生成していますが、胆汁が通る胆管が詰まると、便中のビリルビン量が減り、便が白っぽくなってしまいます。胆管が詰まる原因としては、胆管結石や胆嚢がん、胆管がんなどが考えられます。
心当たりがないのにいつもと違う色の便がでたら早めに専門の医療機関で診察を受けるようにしてください。
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そもそも健康な便が
軽く浮くのはなぜ?ところで、なぜ健康な便は水に軽く浮くのかご存知ですか? 水に浮くということは、水よりも比重が小さいことを意味します。つまり、便中には水よりも軽い成分が含まれているのです。
たとえば空気は、食事の際などに飲み込みます。また、消化の際に腸内でガスが発生します。果物やイモ類などに多く含まれる食物繊維は、体内で消化されずに便として排出されます。便の7~8割は水分でできていますが、水分以外に含まれている空気やガス、食物繊維などの比重が小さい物質も2~3割含まれているので、健康な通常の便ならば水に軽く浮くのです。
便は軽く浮くけれどもいきまないと出ない場合は健康?
スルッと便が出ない時も、身体のどこかに問題が生じている可能性があります。たとえば力いっぱいいきんで、ウサギのフンのように小さくてかたい便が出る時は、大腸のけいれんによって起こるけいれん性便秘かもしれません。
また、便が硬くていきまないと出ない時は大腸の機能低下や直腸の感受性低下の可能性があります。とりわけ直腸の感受性低下は便意を我慢することで誘発されやすいです。トイレに行く時間をゆっくりととることや、便意を我慢しないようにすることで、症状改善を目指していきましょう。
便の様子を毎日チェックしよう
便が浮いていると、健康状態が良好な可能性が高いです。しかし、色や出方によっては、身体に問題が起こっている不安がないとは言い切れません。毎日ご自身の便をチェックし、健康状態に問題がないか確認する習慣をつけましょう。
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- 【腸活コラム】便の色がオレンジの時に考えられる原因は?色からわかる身体の状態
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便の色がオレンジの時に考えられる原因は?色からわかる身体の状態
便の色は身体の状態を反映しています。オレンジ色の便の時は、どのような状態だと考えられるのでしょうか。便の色がオレンジ色だった時に考えられる病気や理由について解説します。
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健康な時の便の色は黄色~茶褐色
通常の便の色は黄色~茶褐色です。これは、便中にビリルビンという胆汁から出る色素が含まれているからで、黄色っぽいほど腸内環境は酸性が強く、褐色が濃く黒色に近づくほどアルカリ性が強いと判断できます。なお、褐色というよりは黒色に近い場合は、腸内に悪玉菌が多く、便秘気味の可能性があります。
オレンジ色や赤色の食べ物を食べると便の色がオレンジ色に近づく
食べ物の色で、便の色が変わることがあります。たとえば野菜などに含まれている色素が吸収されないまま排出された時などは、便の色に色素が反映されます。
たとえばニンジンやパプリカなどのオレンジ色の野菜を食べた時、便の色がオレンジ色に近くなるかもしれません。また、健康な状態の便の色は黄色~茶褐色なので、赤い色素を含む食べ物を食べた時も、便の色がオレンジ色っぽくなることがあります。トマトや赤ピーマン、ラディッシュ、赤玉ねぎなどを食べた時も便の色に注意してみてください。
便中に血が混じってオレンジ色っぽく見えることも!
食べ物由来で便の色がオレンジ色になることには、何の問題もありません。単に色素が便に混ざっているだけなので、赤色やオレンジ色の色素を含む食べ物や飲み物を控えれば色も元通りになります。しかし、便中に血が混じって便の色がオレンジ色になる時は注意が必要です。とりわけ肛門近くから出血が起こっている時は鮮血が混じり、便の色が赤色かオレンジ色に見えることもあるのです。
いぼ痔や切れ痔
いぼ痔や切れ痔のため、便中に血が混じることがあります。血便の7~8割は痔由来ともいわれるので、便がオレンジ色っぽい時は、痔の可能性を疑ってみましょう。
排便時にいぼが出る方や切れる感触がある方は、早めに病院に行って診療を受けることをおすすめします。排便後もいぼが出たまま戻らない場合は、手術が必要になることもあります。早期発見・早期治療を目指しましょう。
痔を悪化させないために注意したいこと
切れ痔やいぼ痔になると、排便時に痛みや違和感を覚えるようになります。しかし、排便を我慢すると便秘になることもあり、健康な生活から遠のいてしまいます。早めに病院を受診することも大切ですが、普段から痔を悪化させないように行動することも大切です。痔を悪化させないためにも、普段から以下の点に注意してください。
痔の悪化を予防する生活ポイント
■肛門を清潔に保つ
■トイレで思いっきりいきまない
■腰を冷やさないようにする
■同じ姿勢のまま長時間いないようにする
■香辛料やアルコールなどの刺激の多い飲食物を避ける
■便秘にならないように水分や食物繊維の摂取、適度な運動を心掛ける大腸の炎症や潰瘍
大腸の炎症や潰瘍から出血し、便がオレンジ色っぽく見えているのかもしれません。大腸がんや潰瘍性大腸炎、虚血性大腸炎、出血性大腸炎、大腸ポリープ、直腸がん、S字結腸がんなどの可能性が考えられるので、早めに病院を受診してください。
なお、大腸疾患や直腸疾患がある時は、血便以外にも腹痛や発熱、便秘、下痢などの症状が出ることもありますが、場合によっては血便以外の症状がないケースもあります。自己判断するのではなく、病院で調べてもらうようにしましょう。
感染症や食中毒
赤痢やO-157に感染してオレンジ色の血便が出ることもあります。嘔吐を伴うこともあり、脱水症状に陥る危険もあります。こまめな水分補給を意識して、早めに受診してください。
ラー油のような脂ぎったオレンジ色の便が出る時は?
便全体がオレンジ色というよりは、便の周りにオレンジ色のラー油のような油が浮いているケースもあるでしょう。このような便が見られる場合は、消化不良により飲食物に含まれる脂肪が分解されていないと考えられます。
膵臓に疾患がある可能性もある
膵臓は、脂肪などのさまざまな栄養分を分解する膵液を作り出し、十二指腸に届けています。脂肪が分解されずに便中に混じる時は、膵臓の働きに問題が生じている可能性が考えられます。急性膵炎や慢性膵炎などの膵臓の疾患は、放置しておくと腎臓など他の臓器に影響を及ぼすことがあるので、早めに病院で調べてもらうことをおすすめします。
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オレンジ色の便に複数の病気が隠れていることも!
オレンジ色の便が出た時は、まずはオレンジ色や赤色の色素が含まれた飲食物由来ではないか疑ってみてください。気になる時は、色素が含まれている食べ物の飲食を控えることで便の色を改善できます。
飲食物由来でない時は、痔や大腸疾患による出血、食中毒、感染症の可能性が考えられます。7~8割は痔由来ですが、「痔と大腸がん」「痔とS字結腸がん」など複数の病気が原因になっていることも少なくありません。自己診断するのではなく、かならず病院を受診するようにしてください。
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- 【腸活コラム】腸内環境が悪いと太る理由とメカニズムを説明します
腸内環境が悪いと太る理由と
メカニズムを説明します
太りやすいかどうかは、遺伝や食習慣、運動量などの様々な要素から決まります。腸内環境も重要な要素の1つです。この記事では腸内環境が悪いというのはどのような状態か、また、どうして太りやすくなるのかについて解説していきます。
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腸内環境が悪いと太りやすい?
太るメカニズムに腸内環境が関わっていることを示したアメリカの研究に注目が集まっています。この研究では、まず腸内に細菌がいないマウスを2つのグループに分けて、片方のグループには太っている人の腸内細菌を、もう片方のグループには痩せている人の腸内細菌を移植しました。
それぞれのグループのマウスを1ヶ月同じ食事と運動量で育てた場合、太っている人の腸内細菌を移植されたマウスは、痩せている人の腸内細菌を移植されたマウスよりも、明らかに脂肪量が多かったのです。
腸内環境の違いだけで、脂肪の量が変わってしまうなんて驚きますよね。
では痩せやすい腸内環境とはどのようなものなのでしょうか。痩せている人の腸内環境とは?
具体的には太っている人と痩せている人ではどのように腸内環境が違うのでしょうか。効率よく痩せたい方なら気になりますよね。このマウスを使った研究では両者の腸内環境に次の2つの違いが見られています。
太っている人と痩せている人の腸内環境の違い
・痩せている人の腸内細菌は種類が豊富
・痩せている人の腸内には短鎖脂肪酸が多い1.腸内細菌の種類が多い
太りにくい人の腸内環境には、様々な種類の腸内細菌が住んでいます。腸内細菌にはそれぞれ得意分野があり働きが異なります。そのため、腸内細菌の種類が多ければ消化できる物質の種類も多くなり、体内に脂肪として蓄積しにくくなるのです。
2.短鎖脂肪酸が多い
太りにくい人の腸内には、短鎖脂肪酸という物質が多数存在することが分かっています。短鎖脂肪酸とは腸内の善玉菌から生み出される脂肪酸で、脂肪を身体に吸収されにくくするだけでなく、脂肪を積極的に消費する働きを示します。そのため、短鎖脂肪酸が腸内に多数存在する人は、そうでない人と比べて、同じ食生活でも太りにくいのです。
腸内環境は変えられる?
腸内環境が悪いと食べたものを消化できず、脂肪として蓄積しやすくなるというメカニズムが作用します。できれば太りにくい腸内環境がいいですよね。腸内環境は変えることができるのでしょうか。
おおよその腸内環境は幼少期に決まる
胎児の腸はほとんど細菌がない状態です。しかし、生まれた後の環境や食生活によって、腸内細菌の構成がおおよそ決まってしまいます。3歳までには粗方決まると言われているので、将来肥満にならずに生活していくためにも、幼少期から食べ物に注意してあげたいものです。
ある程度ならば大人になってからでも
腸内環境を変えられる腸内環境は、ある程度ならば大人になってからでも変えていくことはできます。太りやすいと自覚している方は、まずは腸内細菌の多様化と善玉菌の活性化を意識していきましょう。
痩せやすい腸内環境に変えていく!具体的な方法は?
痩せやすい腸内環境、つまり良い腸内環境にするためには、腸内細菌の種類と短鎖脂肪酸を増やすことを意識していかなくてはなりません。
まず、腸内細菌の種類を増やすためには、様々な種類の食事を摂ることが必要です。食事の種類が増えると対応する腸内細菌も増えます。偏った食事をしている方はバラエティ豊かな食生活に変えることで、腸内細菌を多様化していくことができるでしょう。
ただし、多様な食生活ならば何でも良いというわけではありません。たとえば動物性脂肪は悪玉菌を増やしてしまうため、脂肪を効果的に消化する善玉菌を劣勢にしてしまいます。極端に減らす必要はありませんが、動物性脂肪以外が含まれる食品を食生活の中心に据えていきましょう。
短鎖脂肪酸を増やす方法
善玉菌は、短鎖脂肪酸を生み出します。善玉菌は食物繊維を餌として増えるので、食物繊維が豊富に含まれる食品を意識的に食べるようにしましょう。
食物繊維が豊富に含まれる食品 玄米、ゴボウやアスパラガス、キャベツなどの野菜類、バナナやグレープフルーツなどの果物、大豆や納豆などの豆類、シイタケやエノキなどのキノコ類、サツマイモやコンニャクなどのイモ類、わかめやひじきなどの海藻類 また、発酵食品を積極的に摂り入れることで、短鎖脂肪酸を作り出す善玉菌を活性化させることができます。以下のような発酵食品を日々の食事に加えていきましょう。
発酵食品 味噌、しょう油、納豆、酢、ヨーグルト、チーズ、キムチ、漬物、粕漬け、日本酒など スポンサーリンク
腸内環境の改善以外にも肥満解消のためにできることはある
腸内環境を改善することで、太りにくく痩せやすい身体に変えていくことはできます。しかし、腸内環境さえ改善すれば、絶対に太らないというわけではありません。腸内環境の改善に加えて、次の2点にも取り組んでいきましょう。
肥満解消のために腸内環境の改善に加えて実施したいこと
・適切な食事量を摂る
・運動習慣をつける1.適切な食事量を摂る
多様な種類の食べ物を食べることは、腸内細菌の種類を増やすうえで重要なことです。しかし、食事の種類だけでなく食事量が増えてしまうなら、摂取するエネルギー量が消費するエネルギー量を上回ってしまい、過剰なエネルギーが脂肪として蓄積されてしまいます。
特に成人は年齢が進むにつれ消費するエネルギーが減っていくので、運動量が変わらないのなら食事量は徐々に減らして行かなくてはいけません。「若い時とは消化できる量が違う」という点を心に留め、食べ過ぎないように注意していきましょう。
2.運動習慣をつける
普段から運動する習慣がない方は、消化できるエネルギーも減っていきます。健康増進のためにも、毎日少しでも運動する習慣をつけておきましょう。
仕事などで毎日運動できないという方は、1週間に1度でも続けていくことが大切です。運動習慣をつけることで、酸素を取り込みやすい身体になり、消化できるエネルギー量の増加や代謝の向上も期待できます。
腸内環境をチェックして太りにくい身体を維持していこう
腸内環境を良好に整え、太りにくく痩せやすい身体に変えていきましょう。
腸内環境が良好かどうかは、毎日の排便によってチェックします。色は黄色か褐色でバナナ状なら、良い腸内環境が保たれていると判断できます。腸内環境が良くなる生活を続けるだけでなく、こまめに便をチェックする習慣も身につけていきましょう。
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- 【腸活コラム】腸内環境検査の価格帯調査!腸活チェックが安い!
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腸活をがんばっているけれど「自分の腸内環境って一体どうなってるの?」と気になったことはありませんか?
腸内環境を調べる検査には、便を調べる検査・尿を調べる検査があり、調べるものによって価格が異なります。
今回は腸内環境検査のそれぞれの検査の特徴や価格帯について調べてみました。実は簡単に”尿”で
腸内環境が分かる腸内環境検査「腸活チェック」3025円
(株式会社ヘルスケアシステムズ)尿中の「インドキシル硫酸」を測定
腸内環境といえば、便で測るのかな?と思う方が多いかもしれません。実は、尿でも図ることができるのです。
この検査では尿中にある「インドキシル硫酸」という物質を測定します。このインドキシル硫酸は、腸内環境が悪くなると増える物質で、インドキシル硫酸が全国平均と比べて少なければ腸内環境は「良い」、多ければ腸内環境が「悪い」と判断されます。
この検査の特徴は、特定の菌の種類や割合を調べるのではなく、腸内環境の状況を数値で示しているため分かりやすいところです。
1週間で結果がスマホで見れる!
腸活チェックの特徴は、なんと言ってもその手軽さです!
これまでの採便による検査は、便の中に含まれるDNAを調べる遺伝子検査なので、結果を受け取るまでに約1か月、価格も1万円を超えるものでした。
しかし、尿検査では結果を受け取るまでに1週間、約3,000円で手軽といえるでしょう。「継続して検査を受けて腸内環境の変化を知る」ということが、低価格でスピーディーな検査だからこそ実現しやすいのも大きなメリットです。
善玉菌や悪玉菌などの
細菌のバランスを測る検査も
もっと詳しく知りたい方には、便検査によって腸内細菌のバランスを測ることにより腸内フローラの状態を知ることができる検査もおすすめです。インターネット購入して行えるものと、クリニックに受診して行えるものがあります。
インターネット購入でできる検査価格は13,200円〜、クリニック受診でできる検査は医療機関にもよりますが17,000円〜(別途診察代・医療機関による)となります。
ビフィチェック
善玉菌を代表するビフィズス菌と悪玉菌を代表するクロストリジウム属菌のバランスを測ることができます。
スリムチェック
痩せ菌(バクテロイデス菌)と悪玉菌(クロストリジウム菌)のバランスを測ることができます。
腸内フローラ検査「スリムチェック」13,200円
(株式会社ヘルスケアシステムズ)”クリニック限定”ビフィチェックプレミアム
他にも、クリニック限定で受けられる検査もあります。その検査では、善玉菌、悪玉菌、痩せ菌に加えて、糖の吸収を抑える働きをもつプレボテラ菌のバランスを調べることもできるそうです。自分の腸内はどうなっているんでしょうか...気になります!
※こちらの商品はクリニック限定となっており、インターネットでのご購入はできません。
インターネット購入の場合は費用を抑えられる
便の検査は、細菌のDNAを抽出して調べる遺伝子検査のため一般的に1万円を超える検査が一般的です。
インターネットでの購入は自宅で簡単に検査ができ、費用も抑えられるといったメリットがあります。
一方でクリニックでは医師の説明を受けたうえで検査ができるので、より検査の理解度が高まるというメリットがあります。
腸内環境やご自身の生活習慣の改善点などを詳しく知りたい方は、クリニックで検査を受けてみるのがよいでしょう。まとめ
腸内細菌は、全身の健康状態や疾患の発症にも関わっていると言われています。
まずは今回紹介したような検査キットを使って、自分の腸内環境がどうなっているのか調べ、その後の腸内環境を整えるのに役立ててみてはいかがでしょうか。
1回だけのチェックでなく、体調と腸内環境の検査結果を見ながら、継続して腸内細菌の変化を確認していくことも大切です。【リンク】腸活していても実感がない!?自分の腸内環境を知ってすっきり腸LIFE!
【リンク】自分の腸の悩みと腐敗物質は関係ある?スポンサーリンク
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- 【腸活コラム】腸と免疫の関係性!腸管免疫って何?高める方法とは?
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腸と免疫の関係性!腸管免疫って何?高める方法とは?
健康な生活を目指すなら、まずは「免疫」に注目です。免疫は身体を病気などから守る仕組みのことですが、実はその約7割が腸内に存在することが分かっています。腸と免疫の関係、腸管免疫を高める方法について見ていきましょう。
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免疫細胞の7割は腸内に存在する
人間は口から食べ物や飲み物を摂り入れますが、それらは食道や胃を通ってすべて腸に送られ、腸壁から栄養分や水分などが吸収されます。つまり、口は外界と体内をつなぐ門ではありますが、実際に栄養分や水分として体内に取り入れているのは腸なのです。腸にバリア機能がないならば、外部から摂取するものはすべて体内に取り込まれることになってしまいます。
しかし、腸内には免疫細胞が体全体の約7割と集中的に存在しているため、病原菌などの有害なものを攻撃して、有害物質がそのまま取り込まれないように防御してくれています。健康に生きていくためにも、腸内の免疫細胞が重要な役割を果たしていると言えるでしょう。免疫細胞の中には過剰な攻撃を抑制する働きをするものもある
本来ならば、免疫細胞は病原菌やウイルスなどの身体にとって有害な物質だけに反応し、攻撃します。しかし、免疫細胞が、「身体にとって有害ではないもの」や「自分自身の細胞」までも攻撃する異常事態が生じることもあります。例えば、食物アレルギーや自己免疫疾患などがそうです。
最近の研究では、免疫細胞の暴走を食い止める免疫細胞「制御性T細胞」が存在することが分かってきました。制御性T細胞は有害ではない物質や自分自身の細胞を攻撃する免疫細胞の活動を抑制し、アレルギーや自己免疫疾患による症状を抑えます。もちろん、この制御性T細胞も腸内に集まって存在しています。腸管免疫と腸内細菌
腸内には免疫細胞だけでなく細菌もたくさん存在しています。個人差はあるものの、100兆個以上もの細菌が腸内に住み着いていると言われています。
腸内細菌は種類ごとに集まって「腸内フローラ」と呼ばれる花畑のような状態を作っていますが、腸内環境が崩れると、制御性T細胞が減少し、アレルギー症状や自己免疫疾患などが生じることもあります。このように免疫と腸内環境は密接に関係しているため、免疫を高めたい方は、腸内環境にも注目するようにしましょう。
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腸管免疫を高める方法
病気になりにくい身体を手に入れるためにも、普段から腸内の免疫機能を高める生活をしていきたいものです。食事から腸管免疫を整える方法としては、次の4つがあります。
腸内環境を整える食事方法
1.発酵食品を食べる
2.食物繊維が豊富な食材を食べる
3.脂肪とタンパク質を摂り過ぎない
4.バランスよくさまざまな食材を食べる1.発酵食品を食べる
ヨーグルトやキムチなどの発酵食品には生きた乳酸菌が含まれます。乳酸菌には善玉菌を増やす働きがあり、腸内環境の改善に役立ちます。ただ、この乳酸菌は腸内に定着することができないので、毎日継続的に摂ることが大切です。
発酵食品の例 ヨーグルト、乳酸菌飲料、チーズ、納豆、ぬか漬け、味噌、醤油、キムチなど 自分に合う発酵食品を探してみよう
発酵食品が身体によいといっても、何でもOKなのではありません。腸内細菌や腸内フローラは一人ひとり異なるため、効果のある発酵食品も人によって異なるのです。
たとえばヨーグルトを毎日食べているのに便秘がちな方は、そのヨーグルトが腸に合っていない可能性があります。とりあえず2週間は同じ種類のヨーグルトを食べ、調子が改善されないときは、別のヨーグルトや乳酸菌飲料などを試してみましょう。ご自身に合った発酵食品を見つけたら、それを日々の腸活習慣として続けるようにしてください。2.食物繊維が豊富な食材を食べる
食物繊維も善玉菌を増やす役割を果たします。発酵食品だけでなく食物繊維が入った食品も積極的に食べるようにしましょう。
食物繊維が入った食品の例 ごぼう、山芋、アスパラガス、カボチャ、キャベツ、レタス、豆類、イモ類、バナナ、キノコ類、海藻類など 食物繊維は腸を刺激して便秘を解消する役割も果たします。便秘は悪玉菌が増える原因にもなるため、食物繊維が入った食品を食べると「悪玉菌を減らす」と「善玉菌を増やす」の相乗効果を期待できますね。
3.脂肪とタンパク質を摂り過ぎない
発酵食品と食物繊維は善玉菌のエサに、脂肪とタンパク質は悪玉菌のエサになると言われています。腸内で悪玉菌が増えると相対的に善玉菌が減ってしまうので、脂肪とタンパク質は摂り過ぎには気を付けましょう。
なお、脂肪とタンパク質の多い肉中心の欧米型の食事は、腸内環境を悪化させてしまうと言われています。健康を意識するなら、魚や豆腐を多く使った脂肪が少ない和食を中心とした食生活を目指したいものです。
4.バランスよくさまざまな食材を食べる
腸内免疫を高めるためには脂肪とタンパク質が多すぎる食生活はNGです。しかし、まったく摂らないのも問題です。たとえばタンパク質には悪玉菌を増やす働きがあるものの、免疫細胞を活性化する働きもあります。そのため、タンパク質を極端に控えた食生活を送っていると、免疫細胞があっても免疫機能が働きにくくなってしまうのです。食物繊維や発酵食品は免疫機能を高めるために必要な要素の1つですが、極端に偏った食生活を送っているならせっかくの良い成分も効果を発揮できません。とは言っても、成分を意識して食べるものを選ぶと限られてしまいます。まずは「好き嫌いなくまんべんなく豊富な食材を食べる」ことから始めましょう。また、さまざまな食材を使うといっても、毎日変えるのは使い切れなかったり食べきれなかったり大変ですよね。週ごとに食材を変えてみるのがおすすめです。
腸管免疫を高めるために食生活以外で見直すこととは?
さまざまな食材をバランスよく食べることが免疫機能を高めるためには必要なことです。しかし、食生活以外にも、腸管免疫を高めるために見直せることがあります。まず心がけたいのが、適度な運動習慣と規則正しい生活。排便リズムが整い、腸管免疫力UPにつながります。そして、ストレスを適度に解消すること。ストレスを受けている状態が続くと、自律神経のバランスが乱れて免疫力低下を引き起こすことがあります。ストレスを溜めないように意識していきましょう。
腸管免疫を高めることで健康増進と病気予防を目指そう!
有害な物質から身体を守ってくれる免疫細胞。腸内環境を整えることで免疫細胞も活性化していくことができます。日々を健康に暮らし、なおかつ生活習慣病や感染症などから身体を守るためにも腸管免疫を高める食生活を実践していきましょう。
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- 【腸活コラム】便が黒い時に考えられる原因は?色から分かる身体の状態
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便が黒い時に考えられる原因は?
色から分かる身体の状態
便の色で身体の調子や病気が分かることがあります。黒い便が出る時は、身体はどのような調子だと言えるのでしょうか。病院に行くかどうか迷った時、また、便の色が気になる時に、ぜひ参考にしてください。
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黒い便が出た時は形状に注意!
黒い便が出た時は、形にも注目してください。便の形によって考えられる病気も異なります。
<黒い便によくある形状>
・ドロドロ便
・コロコロ便
・ヒョロヒョロ便ドロドロとした黒いタール便が
出た時は消化器上部に
トラブルの可能性アリ真っ黒な便は、コールタール(工事現場などでよく見る石炭を高温乾留して得られる油状液体)によく似ていおり、タール便とよばれます。ドロドロとした形状の黒いタール便が出るときは、胃や十二指腸、食道などの肛門から離れた部分で出血が起こっている可能性があります。1回だけではなく何度も続く時は、出血量が多く、病気が進行中と考えられます。
また、タール便ではなく明らかに血と分かる血便が出ることもありますが、これは出血量が多いために起こることで、どちらも胃や十二指腸などの消化器上部のトラブルと考えられます。すぐに消化器内科や内科の病院に行き、専門的な治療を受けるようにしてください。タール便が出る時に考えられる病気 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん、食道がん、十二指腸がん、食道静脈瘤、出血性胃炎など 重大疾患の場合は
タール便以外にも症状が出ることもある黒いタール状の便には、胃潰瘍や食道がんなどの重大な疾患が隠れていることがあります。これらの重大疾患にはタール便だけでなく以下の症状が見られることもありますので、気付いた時にはできるだけ早く病院で検査を受けるようにしましょう。
消化器上部から出血している時に見られる症状 黒いタール状の便、腹痛、発熱、嘔吐、吐き気 黒いコロコロ便は
便秘の可能性アリウサギのフンのような黒くて硬い小さな便が出る時は、便秘のことが多いです。健康な時の便は水分が80%ほど含まれていますが、黒いコロコロした便には水分が60%程度しか含まれていません。また、悪臭を伴うだけでなく、便がまだ残っているような感覚もあり、すっきりとした気分とは程遠いのも便秘の特徴です。
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便秘の目安は3日程度の無排便
24時間程度で、食べたものが消化されて便となって排出されます。そのため、本来ならば1日に1回以上の排便が望ましいです。しかし、個人差もありますので、3日以上便が出ない時や下剤を服用してもすっきりと出ない時は便秘だと考えてください。便が腸内に長くとどまると、便中の水分が腸に吸収されてしまい、どんどん便が硬く出にくくなってしまいます。つまり、便秘を放置するとさらに便秘が深刻になるのです。少しでも早く出すように努力することで、便の水分を維持し、排便しやすい環境をつくりましょう。
便秘解消のために覚えておきたい
3つのポイント便秘を解消するためには、普段から溜めない生活を送ることです。「今日は出ていないけれど、まあいいか」と放置すると、便中の水分が減少し、さらに出にくくなってしまいます。
<便秘解消のポイント>
●食物繊維をしっかりと摂る
●ヨーグルトや乳酸菌飲料を摂る
●運動習慣をつける食物繊維をしっかりと摂ると、便中に水分が含まれやすくなり、排便されやすい状態になります。豆類やキノコ類、果物などを積極的に食べるようにしましょう。また、腸内環境を良好に保つためにも、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を食べる習慣を身につけましょう。生きたままの乳酸菌が入っているヨーグルトや乳酸菌飲料を毎日食べるようにしてください。食物繊維や乳酸菌で便が出やすい環境をつくるだけでは、かならずしも毎日すっきりとはいかないかもしれません。便を出すためには筋力が必要ですから、ウォーキングや腹筋体操などで腸周りの筋肉を鍛えることも大切です。
ヒョロヒョロ便や黒い下痢便に
コロコロ便が混じる時はストレスの可能性も!ヒョロヒョロ便や黒い下痢便にコロコロ便が混じる場合は、下痢や便秘が起こっている可能性があります。ストレスが影響して腸内環境が悪化することによって下痢・便秘が引き起こされます。また、ヒョロヒョロと細い便が出る理由は、便を出す筋力不足の可能性もあります。
ストレス解消のためにも、筋力アップのためにも運動やトレーニングがおすすめです。いきなりトレーニングは大変というかたは簡単なストレッチやヨガも腸を活性化させるのでおすすめです。薬や食べ物で便の色が
黒っぽくなることもある先に話した通り、黒い便にはなんらかの健康上のトラブルがあることが考えられます。しかし、便が黒くても、バナナ状の形の時は、単に薬や食べたものの影響で色が変化していることが多いです。まずは食べたものや服用中の薬剤に以下のものが含まれていないかチェックしてみてください。
便の色 食べたもの、服用した薬剤 こげ茶色~黒色 大量の肉類、大量のココア、大量のチョコレート 黒色 イカ墨を使った料理、薬用の炭、ビスマス塩製剤、硫酸鉄、プロトポルフィリンナトリウム なお、ビスマス塩製剤は下剤として使用される薬剤です。便が黒い時は服用した下剤がビスマス塩かどうか調べてみましょう。なお、硫酸鉄は鉄剤で鉄欠乏性貧血の時などに服用することが多く、プロトポルフィリンナトリウムは慢性肝疾患の治療薬です。いずれも服用をやめると便の色も改善されますが、勝手にやめてはいけません。かならず医師の指示に従って、決まった期間・決まった量を服用してください。
赤ちゃんの便に黒いヒジキ状のものが混じる時
赤ちゃんは生まれて数日間は黒緑色の便が出ます。これは、胎児だった時に飲み込んだ羊水や栄養分が排出されているだけのため、特に心配する必要はありません。数日経つと赤ちゃんとして普通の便の色である緑色、黄色、茶色に変わります。
しかし、数日経ってから、便に黒いヒジキ状のものが混じって排出されることもあります。検査をしてみないと理由は分かりませんが、体内で少し出血があったのかもしれません。赤ちゃんの機嫌が悪い時やヒジキ状のものが混じる便が続く時は、小児科医やかかりつけの医師に相談してみましょう。説明しやすいように便がついたおむつを病院に持参することをおすすめします。
便の色や形を観察する習慣を身につけよう
便の色で健康状態を知ることができます。最近は立ち上がると自動的に流れてしまうトイレも増えていますが、1日に1回は自動洗浄機能を解除して、自分の便をチェックしてみてはいかがでしょうか。
とりわけ黒いタール状の便が出る時は、胃や食堂、十二指腸などに重大な疾患が生じている可能性があります。早期発見・早期治療をおこなうためにも、毎日こまめに便と向き合い、何か変わったことがあれば医療機関を受診するようにしましょう。
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- 【腸活コラム】腸内環境の良い悪いの判断方法は?腸活チェックがおすすめ?
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腸活をがんばっているけど、実際よくなっているのかわからないなんてことはありませんか? この記事では腸内環境の判断方法を紹介します!
この記事でわかる事
・簡単にチェックできる郵送検査をご紹介
・お金をかけないでチェックする方法
簡単にチェックできる
郵送検査
実は、腸内環境はご自宅で尿や便をとって送るだけで簡単に調べることができます!便でチェック
便を送るだけで腸内細菌のバランスを調べる検査があります。これは便の中に含まれる細菌のDNAを抽出して調べる遺伝子検査です。
善玉菌や悪玉菌のバランスを知りたい方にお勧めの検査です。価格:税込み13,200円
手軽に”尿”でチェック
他にも最近では尿で腸内環境を測る方法もあります。上記でも紹介した便のチェックの約4分の1以下の価格なのでお手頃ですね!これは尿中の「インドキシル硫酸」を測定します。このインドキシル硫酸は、腸内環境が悪くなると増える物質で、インドキシル硫酸が全国平均と比べて少なければ腸内環境は「良い」、多ければ腸内環境が「悪い」と判断されます。
価格:税込み3,025円
お金をかけずに
調べる方法も!
便でセルフチェック
腸を通って出てくる便を見れば、おおよその腸内環境を判断することができます。
1日1回チェックしてみてはいかがでしょうか。
腸内環境を知る便の4つのポイント
□色
□におい
□形状
□頻度色
黄褐色から茶色の便が理想的です。便の色が黒っぽくなっている時は、便が腸内に滞在している時間が長いと考えられるため、便秘気味と判断できるかもしれません。反対に便の色が薄い黄色に近い時は下痢気味の可能性があります。いずれも腸内環境は良いとは言えないため、改善する必要があるでしょう。
におい
腸内環境が良好な時は、便のにおいはほとんどありません。しかし、悪玉菌が増えて腸内環境が悪くなると、悪玉菌が生み出すアンモニアやインドールなどの悪臭が便と共に出るため、水を流した後もイヤなにおいが残ることがあります。
形状
便がバナナのような形状であることも、腸内環境が良好であることを示しています。表面が滑らかで、残便感がなくするっと出るのが理想的です。反対に、液状や粒状の便は、腸内環境が悪い証拠の1つです。
頻度
食べたものが便となって出るまでの時間は、通常24時間ほどといわれています。そのため、毎食後に出る方もいますが、1~3日に1度すっきりと出るなら腸内環境は問題ないと考えられます。4日以上出ないことがよくある方は、便秘かもしれません。
生活習慣からセルフチェック
腸内環境は便でも判断できますが、普段の生活習慣からも、ある程度チェックすることができます。次の9つの項目のうち、いくつに当てはまるかセルフチェックしてみましょう。
生活習慣チェック
□食事の時間が不規則だったり、お菓子で済ましたりすることがよくある
□魚より肉、焼き物よりも揚げ物を好む
□定期的に運動していない
□ヨーグルトやキムチなどの発酵食品をあまり食べていない
□お酒をよく飲む
□早食いである
□たばこの煙を吸う機会が覆い(ご自身の喫煙や周りの人の喫煙)
□就寝する時間はバラバラいくつ当てはまりましたか?沢山当てはまる人は、腸内環境が乱れている可能性があります。上記のチェックポイントに1つも当てはまらない状態が理想なので、該当している部分を見直し、良好な腸内環境をつくっていきましょう。
腸内環境をこまめにチェックして
健康を維持していこう
腸内環境を良好に保つことは、健康に生活していくうえで不可欠なことです。便と生活習慣からご自身の腸内環境をこまめにチェックし、問題に早めに気づいて改善していきましょう。また、忙しくてチェックする時間がない人や客観的に腸内環境を見たい方は尿や便で簡単に調べられる方法もありますよ。『腸活チェック』を使えば、自宅に居ながらにして腸内環境の良しあしを調べることができます。便秘がちの方や腸内環境の改善中の方は、ぜひ『腸活チェック』で今の状態を把握しておきましょう。あなたの腸内環境良い?悪い?
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- 【腸活コラム】「便が透明な粘液混じり・・・」考えられる原因は?
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「便が透明な粘液混じり・・・」考えられる原因は?
透明な粘液や色のついた粘液が混じっている便を見て、驚かれたことはありませんか?
便に粘液が混じるのは通常の排便でも見られることがありますが、排出される粘液の量や性状によっては腸内の異常のサインを示していることもあります。
今回は、便に粘液が混じっている時に考えられる原因についてまとめました。
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便に混じっている粘液の正体は何?
便に混じる粘液の正体は、腸腺(小腸で消化液の分泌を行う器官)や腸の粘膜から分泌される腸液や腸粘膜が剥がれ落ちたものです。腸液や腸粘膜は、腸管の内側を湿らせて潤いを保ち、消化物や排泄物がスムーズに腸管の中を通過できるような働きを果たしています。普段の便にもゼリー状の少量の粘液は含まれていることもありますが、肉眼では確認できないこともあります。
一方で、「便に粘液が混じっている」と分かる時というのは、下痢や消化管に炎症が起きるなどの影響によって腸の粘膜が傷んで剥がれ、普段よりも粘液量が多く排泄される時だといえます。また、よく聞くことのある「粘液便」とは、粘液だけが排泄される場合や明らかに粘液が混じっていると分かる便のことを指しています。腸管の場所によって粘液の性状や見え方は異なる
排出される粘液の性状や見え方によって、腸管(とくに小腸や大腸)のどの場所から排出されたものかを予測することもできます。
小腸からの粘液は水分の多い軟便や流動便に均等に混ざっていることが多く、大腸から排出された粘液は粗い綿状、直腸からのものは便の外側についていることが多いといわれています。
実際に便と一緒に粘液が排泄されるときは、血液も同時に排出され、いわゆる「粘血便」であることも多いです。
粘液混じりの便が見られる原因とは?
便に粘液が混ざっていると「何かの病気かも」と心配になりますよね。上述のように普段の便にも少量の粘液は混ざっているので、少量であれば問題はありません。しかし、粘液の量が多い、粘液便が続く、血液が混ざっている、下痢や便秘など排便習慣の変化が伴う場合は、消化管に不調があったり、過敏性腸症候群など消化管の疾患が見られる場合があります。いずれにしても医療機関への受診を検討されることをおすすめします。
ここでは、消化管の不調と消化管の疾患について説明していきます。原因1:食あたりなどの消化管の不調がある
食あたり、水あたり、消化不良、冷え・ストレスによる下痢など消化管の不調が原因となり、粘液混じりの便になっている可能性が考えられます。
・食あたり:細菌やウイルスなどを含む食べ物によって起こる腹痛や下痢
・水あたり:細菌やウイルスに汚染された飲料水やカルシウムなどのミネラルが多い硬水を飲んだ時に起こる下痢や軟便
・消化不良:大量の食事やアルコール、刺激のある薬を摂取した後に起こる胃酸の分泌の乱れなど
・冷え・ストレス:精神的ストレスや身体の冷えが自律神経を乱し腸蠕動を活発にする
これらの原因によって消化管に不調が起こり、下痢や炎症が起こることで腸管壁を刺激し、粘液が便と一緒に排出されやすくなります。原因2:過敏性腸症候群などの消化管の疾患がある
過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、大腸がん・大腸ポリープ、クローン病などの消化管の疾患が粘液混じりの便の原因となることがあります。
よく見られる疾患として、過敏性腸症候群と潰瘍性大腸炎について簡単に説明します。
過敏性腸症候群(IBS:Irritable Bowel Syndrome)は、腸が精神的なストレスや自律神経のアンバランスなどが原因で刺激に対して過敏になり、慢性的に便秘や下痢などを起こす病気です。症状として、腹痛や腹部不快感、便秘や下痢などの便通症状がありますが、それらの原因に大腸の器質的な障害(炎症・潰瘍・内分泌の異常など)が見られない腸管の疾患となります。
潰瘍性大腸炎は、大腸にみられる原因不明の慢性の腸炎で、大腸のもっとも内側の層にある粘膜にびらん(ただれ)や潰瘍(皮膚や粘膜などにできる組織の欠損)ができる病気です。
いずれも症状の1つとして粘液便が見られます。
これらの過敏性腸症候群と潰瘍性大腸炎以外にも上記に挙げた消化管疾患が粘液混じりの便が見られる原因にもなります。
まとめ
便に混じっている粘液は、腸液や剥がれた腸粘膜が排泄されたものです。少量であれば問題のない可能性が高いですが、粘液が多量に排泄される場合や他に症状が見られる場合には、医療機関への受診を検討してください。
便の状態は体の健康のバロメーターでもありますので、あまり神経質になる必要はありませんが、日頃から便のチェックを行っていきましょう。スポンサーリンク
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- 【腸活コラム】便が油(脂)っぽい人は注意!腸内環境が乱れている可能性あり
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便が油(脂)っぽい人は注意!腸内環境が乱れている可能性あり
トイレで排便した時に、便に油が浮いていたことはありませんか?
摂りすぎた脂肪分がきちんと消化されなかったり 腸や膵臓(すいぞう)などの消化管できちんと吸入されなかったりすることにより、油が浮いた便になってしまうのです。
この記事では以下の2点を医療従事者の視点から解説します。●便に便に油が浮いているときに疑う事
●油っぽい便が続くときは注意一度、排便時に自分の便を確かめてみてくださいね。
便に便に油が浮いているときに疑う事
便が油っぽい、油が浮いている時は消化管に負担がかかり、消化不良を起こしていることが考えられます。
消化不良の原因としては、多量のアルコール、辛い物、脂っぽい食事などの刺激物の摂取や、精神的ストレス、睡眠不足などの乱れた生活習慣が挙げられます。
更にこの原因は、腸内環境を悪化させる原因でもあります。
腸内環境が悪化すると、消化を助けてくれる善玉菌も減り、悪玉菌が優位な状態になり、悪循環が生まれてしまいます。その他の悪い症状として例えば、●下痢
●便秘
●肌荒れ
●免疫力の低下が起こります。
腸内環境の悪化を防ぎ、消化不良を起こさないためにも、規則正しい生活習慣を心がけましょう。
腸内環境を整えるために善玉菌を増やす
消化不良と腸内環境の悪化の原因は、似ているとお話しましたが、腸内環境を整えるためには善玉菌を増やすことが大切です。善玉菌を増やす方法として以下の3つの方法を紹介します。●善玉菌を増やす食事を摂る
●善玉菌のエサとなる食品を食べる
●ストレスを溜めない1. 善玉菌を増やす食事
善玉菌を増やす食品の例として以下があげられます。
●麹(こうじ)菌:甘酒、味噌、醤油など
●乳酸菌・ビフィズス菌:ヨーグルトなど
●発酵食品:キムチ、納豆など
善玉菌を増やす食品は、腸内で善玉菌として働いてくれます。善玉菌が増える分、悪玉菌が減り健康的な身体作りにつながります。2.善玉菌のエサ
善玉菌を増やすために、善玉菌のエサとなるものを一緒に摂ることがおすすめです。
善玉菌のエサとなる食品として、水溶性の食物繊維やオリゴ糖があります。
食物繊維は水溶性と不溶性のものとあるので、水溶性の食物繊維を積極的に選ぶようにしましょう。水溶性食物繊維を含む食品として以下があります。
●昆布
●果物
●里芋
●大麦
●オーツ麦 など不溶性の食物繊維も身体に良いのですが、摂りすぎると便秘の原因にもなってしまうので注意してください。
3.ストレスを溜めない
ストレスも腸内環境を悪くする原因の一つと考えられます。
しっかり睡眠を取ることや軽い運動を行いましょう。激しすぎる運動は身体へのストレスになってしまうので、ウォーキングや水泳などの有酸素運動がおすすめです。
友人や家族と時間を過ごす、趣味を見つけるなそ、自分自身のストレス解消をを知るのも良いですね。
ストレスを溜めない生活を心がけることは、腸内環境を整えることにも効果的です。
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油っぽい便が続くときは、注意
油っぽい便が続く人は、便の色も気にして見てみてください。
もし、白っぽい色で油が浮いている便が続くようであれば慢性膵炎(すいえん)や膵臓(すいぞう)がんが疑われることもあるので、早めに病院に受診することをおすすめします。膵臓が弱っているかも
油っぽい便が続く人は、膵臓が弱っているかもしれません。
膵臓の病気によって見られる油っぽい便や白っぽい、乳白色の便は脂肪便と呼ばれます。
膵臓の調子が悪いと、消化を行う膵液(すいえき)が十分に出なくなり、消化がうまくできません。
また膵臓の機能が低下すると、脂肪分を吸収する役割を果たせなくなり、油が便に出てしまい脂肪便に繋がります。
また、膵臓での消化がうまくいかないことにより水下痢のような便が続く場合も注意が必要です。膵臓の病気を予防しましょう
自分自身で気をつけることで膵臓の病気の予防に繋がります。自分自身でもできる予防法の例を以下にあげます。
●油ものを摂りすぎない
●辛いものを摂りすぎない
●便秘に気をつける
●脱水に気をつける
●アルコールを摂りすぎない
慢性膵炎の診断としてアルコール性と非アルコール性と大きく2つに分けられるほど、アルコールと膵臓の病気との関係は深いものになります。
アルコールを楽しむこともいいですが、飲みすぎないようにすることが油っぽい便を出さないためにも必要です。健康な身体作りにも気をつけるようにしましょう。
まとめ
この記事では便に油が浮く時の腸内環境、そして膵炎などの注意点を解説しました。
便に油が浮いている時は以下の2つの理由が考えられます。
●消化不良を起こしている可能性
●慢性膵炎などの病気の可能性便に油が浮くだけでなく、乳白色の便や水下痢などの症状が続くようであれば早めに消化器内科などの専門医に診てもらうようにしましょう。
腸内環境を整えること、食生活や普段の生活を見直すことも重要です。
まずは自分自身の便を見て、油が浮いていないか確認しましょう。便を確認することで自身の健康を知ることに繋がります。
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- 【腸活コラム】腸を温める方法を徹底解説します
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腸を温める方法を徹底解説します
冷える体の部位といえば手や足の先がよく挙げられますが、冷房の効きすぎた部屋や電車の中に長時間いた時、冷たい外気にさらされた時など、手足先だけでなく体全身に冷えを感じることがあります。そうなると、お腹が急に痛くなる・下痢などの不調が現れたことはありませんか?
冷たい飲み物を飲んだ時も同じようなことが起こる人も多いですが、それは腸が冷えてしまったことが原因かもしれません。
色々な原因で腸が冷えると、お腹の痛みや下痢、体の疲れやすさや肩こりなど体にデメリットが起きることがあります。
今回は腸の冷えがもたらす体へのデメリットを避けるために、どのような方法で腸を温めればいいのかを解説していきます。
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「腸を温める」とはどういうこと?
腸は内臓の一部で体内にあるので当然のことですが、外から直接温めることはできません。
そのため腸を温めるには、冷たい食べ物から受ける刺激を減らし、体の冷えを防いでなるべく温かい体温を保ち、全身の血液の流れを良くして腸の血流を増やすことが大切になります。私たちの体内の温度は常に一定に保つ傾向があり、これをホメオスタシスと言います。
一定の体温を維持するために、体の中では基礎代謝や食事などによって熱が作られています。基礎代謝とは、日中起きている時に体内で行われる、生命活動を保つために必要なエネルギーのことです。その体内の基礎代謝によって作られる熱の半分が肝臓や腸、腎臓で作られていると言われています。そのため摂取する食事、胃や腸の働きの低下などの影響で体内で作られる熱も少なくなります。このように腸は体内で熱を作る役割があり、栄養不足や偏食などの食事の影響や胃腸の働きが鈍くなることで熱を作る量も少なくなるというわけです。体内の熱の産生に関わる胃腸の働きを保つためにも、腸を温めることが必要になります。
腸の冷えには、冷たい飲食物や血液の流れの低下が関係する
「腸が冷える」とは、冷たい飲食物を摂ることで直接胃や腸が冷えてしまったり、全身の体の冷えによって血液の流れが悪くなり内臓である腸の機能が低下することをいいます。
「腸が冷えた」と直接的に感じることは少ないかもしれませんが、冷たいものを食べたり、体全体が冷えて腹痛や下痢を起こすことで「お腹が冷えてしまった」と表現することもありますよね。
また、ストレスも腸の動きを低下させて冷えにつながる可能性があります。人がストレスを強く感じると体が緊張して、自律神経である交感神経が副交感神経よりも優位になり、腸の動きが低下して冷えにつながります。腸が冷えるとさまざまな体のデメリットが生じる
腸の冷えが続くと体にどのようなデメリットが生じるのでしょうか。
腸が冷えると、血管や内臓の働きのバランスをとる自律神経の働きも乱れて交感神経が優位になり、腸の働きも鈍くなります。そして、腸の働きが鈍くなることで便秘や下痢を引き起こしたり、腸に存在する免疫に関わる細胞の動きも抑えて、細菌などから体をバリアする働きも弱まってしまいます。
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腸を温める方法
ではどのようにすれば、腸を温めることができるのでしょうか。
腸を直接外部から温めることはできませんが、冷たい飲食物を食べて直接冷やさないようにすることや、腸の動きや働きに関わる血液の流れをよくすることが腸を温めることにつながります。
具体的に腸を温める方法をご紹介します。冷たい飲食物を控え、体を温めるものを摂る
暑い季節になると、ついつい冷たいアイスやアイスティーなどを摂りたくなりますよね。
しかし、冷たいものが体の中に直接入ることで内臓、そして腸を冷やしてしまい、血液の流れが悪くなったり、代謝が低下してしまいます。そこで、体を温める作用が期待できる食べ物を意識して摂ることをおすすめします。体を温める食べ物の代表としてよく知られているのが、生姜やニンニク、唐辛子を使った料理でしょう。納豆やキムチなどの発酵食品も体を温める食べ物です。
ほかにも、ねぎやゴボウ、ジャガイモなどの根菜類もおすすめで、温かいスープや鍋で摂取できるとより体も温まります。一方で、アイスや冷たい飲み物(ビールなど)、トマトやきゅうりなどの夏野菜、柿や梨などの果物、乳製品などは内臓を冷やすと言われています。これらの食べ物は体を温めたい時には摂るのを考慮する必要があるでしょう。
温罨法(おんあんぽう)で腹部を温める
温湿布や昔ながらの湯たんぽなどを使う温罨法で、腸を間接的に温めることが期待できます。温罨法とは、体の一部に温熱刺激を与える方法ですが、温かさは皮膚の表面だけに伝わり、腸を直接温めることとは異なります。
しかし、腸がある下腹部を中心に温めると、温かさが皮膚に伝わり、皮膚を流れる血液の流れを良くして、それが全身にも影響を及ぼします。温罨法では直接温めた体の部位だけでなく、一番冷えやすい手や足先の皮膚に流れる血液の量にも影響を与えて、さらには腸の動きを高め、腸蠕動や排便、ガスなどに関する症状を和らげることも指摘されています。腹部のほかにも腰や背中を温めることで、交感神経や副交感神経である自律神経のバランスを整えるとされています。
もし、湯たんぽや温湿布などが手元になければ、温かい蒸しタオルなどを使って腹部や腰・背中を温めることもできます。ただし、温罨法では湯たんぽや温タオルの温度が熱くなりすぎないようにして低温火傷を防ぐ工夫が必要になります。適度な運動や体操で腸を温める
適度な運動や体操を行うことで、筋肉が収縮して体内で作る熱の量を多くすることができます。そして、全身の代謝を高めて血液の流れをスムーズにし、体が温まることで腸の温めにつながりまます。
腸を温めることを意識した運動や体操を行う主な目的は、全身の血液の流れをよくすることなので、無理に激しい運動を行う必要はありません。
特にに女性は男性に比べて体内の筋肉量が少ないため、熱を作りにくく冷えやすい体質です。自分で熱を作る力が弱いことに加えて、一度冷えてしまうと温まりにくい脂肪も体に多くあることで、体が冷えやすい傾向にあります。そうした傾向があることを踏まえながら、適度な運動や体操をして筋肉を収縮させ、体内での熱を多く作ることができるようにしてみましょう。また、外での運動だけでなく室内で軽いストレッチをしたり、骨盤の周りの筋肉を鍛える体操をしたりするのもおすすめです。特に腸の動きを促すような軽いストレッチや骨盤周りを鍛える体操などは、下腹部の血液の流れを良くすることが期待できます。
疲労やストレスを溜めない生活を心がける
疲労やストレスは内臓の冷えに影響を及ぼすことがあるため、できるだけ疲労やストレスを溜めない生活をすることも腸を温める方法の1つです。
人はストレスを感じると、交感神経が活発になりますが、腸を含む内臓は副交感神経が優位な時にその働きが良くなります。そのため、ストレスがある状態だと内臓の血液の量が減ったり、血液の流れが滞ったりして内臓の働きを抑え腸の冷えが起こることが考えられます。
疲労やストレスを和らげるためには入浴を上手に活用する、睡眠を十分にとることも大切です。入浴でじっくりと体を温めることで気分のリラックスを促し、さらに十分な睡眠時間と質の良い睡眠を取ることが体の疲れを和らげることにつながります。体を冷やす服装を避ける
腸だけでなく、体全体を温めるためにも、体を冷やす服装は避けましょう。とくに夏のシーズンには薄着になりますが、極端な薄着は体の体温を保つのを難しくさせています。
夏の薄着に限らず、女性はストッキングやガードルなどの体を締め付ける衣類を着ることも多いと思います。しかし、体を締め付けることが自律神経の活動を抑えたり、交感神経を緊張させたりもします。夏のシーズンに無理に厚着をする必要はもちろんありませんが、極端な薄着を避ける、体幹部とくにお腹周りを冷やさないような服装にすることを心がけましょう。季節問わず、腹部を温めるものとして腹巻などを使うのもおすすめです。
まとめ
腸を温める方法を見てみると、日常生活でも少しの工夫で行うことができるものばかりです。腸が冷えると、腸の働きが妨げられ、下痢や便秘など体にとってのデメリットも起こりやすくなります。そのような冷えを避けてより健康的に過ごすためにも、ぜひ腸を温める方法を参考にしてみてください。
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- 【腸活コラム】便が赤い時に考えられる原因は?色から分かる身体の状態
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便が赤い時に考えられる原因は?色から分かる身体の状態
便の色は、身体の調子や食べたものなどを反映しています。便が赤いときや便に赤いものが混じるときは、身体はどのような状態だと考えられるのでしょうか。便が赤くなる理由についてまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
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便が赤く見える原因
「便が赤い」といっても、原因はさまざまです。赤い便が出る理由として、主に次の3つを挙げられます。
赤い便が出る理由
1.赤い食べ物が消化不良で残っている
2.便が赤くなる薬剤を服用している
3.便に血が混じっている(血便、下血)それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
赤い食べ物が消化不良で便に残っている場合
消化機能に問題がないならば、食べたものがそのまま便に残ることはあまりありません。しかし、消化不良のときは、食べ物が固形のまま便に残ってしまうことがあります。
また、食物繊維が多く消化しづらい食べ物も、便に残りやすいです。とりわけ以下のものを食べたときは、単に食べ物が消化しきれずに便内に残っていると考えられますので、特に心配する必要はありません。便内に残りがちな赤い食べ物 トマトの皮、パプリカの皮、白菜のキムチ、イチゴやフランボワーズ、ブルーベリーなどのベリー類、ニンジン、スイカなど 便が赤くなる薬剤を服用している場合
消化不良のため、あるいは消化しづらいものを食べたために便が赤いときは、便に粒や皮などの塊状のものが混じって見えるので、容易に分かります。一方、便に粒や皮のようなものが混じっているというよりは、全体が赤っぽいときや便に赤い筋が混じっているときは薬剤が原因である可能性があります。
今、服用している薬がありますか? もしくは、昨日か一昨日あたりに服用した薬がありますか? 思い当たる方は、薬品の名前や成分に以下の名称が書かれていないかチェックしてみてください。<便の色が赤くなる恐れがある薬品>
便の色 薬品名 赤色 セフジニル(抗生物質)、テトラサイクリン、フェノールフタレイン系緩下剤、ペンタゾシン 橙色~濃い赤色 リファンピシン(抗生物質) セフジニルは鉄分と反応して便の色を赤くすることがあります。経腸栄養剤や鉄剤、粉ミルクなどを服用している方は注意してください。なお、該当する薬剤の服用をやめると便の色も元に戻ります。しかし、どんなに便の色が気になるときでも、勝手に服用をやめるのではなく、かならず医師に相談してから適切な方法を取るようにしてください。
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便に血が混じっている場合
消化しづらい赤い食べ物を食べたわけでも、便の色が赤くなる薬剤を服用しているわけでもない場合は、便に血が混じっているのかもしれません。血のようなものが便に混じるときや便全体が赤いときは、直腸や大腸などの肛門につながるどこかで出血していると考えられます。
出血を放置しておくのは危険です。出血量が多くなると貧血を起こすことにもなりかねず、また、出血の原因となる病気が進行して深刻化してしまいます。早めに病院に行き、出血の原因を突き止めましょう。
鮮やかな赤い血が混じっている血便
血の色が鮮やかなときは、肛門の近くから出血していると考えられます。直腸か大腸に以下の疾病が生じている可能性がありますので、早めに消化器内科や肛門科、内科を受診するようにしてください。
便中に鮮やかな赤い血が混じっているときに考えられる病気 いぼ痔(痔核)、切れ痔(裂肛)、直腸がん、S字結腸がん、大腸がん、潰瘍性大腸炎、虚血性大腸炎、大腸ポリープなど 痔
便の表面に鮮やかな血がついているときは、痔の可能性があります。また、痔で出血しているときは、排便後に血が落ちたり、お尻を拭いたトイレットペーパーに血がついたりすることもあります。なお、痛みがあるかは痔の進行度によります。痛みがまったくなくても痔の可能性があります。
大腸がん・直腸がん・S字結腸がん
大腸がんや直腸がん、S字結腸がんも、痔と同様に鮮血が見られることがあります。痔によって便が赤くなる時は便の表面に血が付く程度ですが、がんの場合は便全体に血が混じっていることが多いです。「痔だ」と思って軽く見ていたらがんを併発していたという可能性もありますので、便に血が見られるときはすぐに病院を受診するようにしてください。
潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎によって血便が出ている可能性もあります。潰瘍性大腸炎は20代に多い病気で、根治が難しい指定難病の1つです。
鮮血が混じることもありますが、便に赤い粘液が付着することや赤黒い便が出ることもあるため、便の色だけでは簡単に判断できません。
虚血性大腸炎
虚血性大腸炎は腹痛を伴うことが多く、鮮やかな赤い血が便に混じったり、血だけが肛門から出たりすることがあります。また、下痢を併発することもあります。
潰瘍性大腸炎は比較的若い方に多い病気ですが、虚血性大腸炎は60歳以上の方に多い疾病です。血便以外にも腹痛、下痢などの症状が見られることがあります。
大腸ポリープ
大腸ポリープが大きくなると、便に血が混じったり赤い粘液が便の表面についたりすることがあります。なお、潰瘍性のポリープの場合、悪性化する恐れがあります。
血が混じっている下痢便
下痢状の便の中に血が混じっているときは、サルモネラ菌やカンピロバクター、腸炎ビブリオなどの細菌感染の可能性があります。また、薬剤によって腸炎が引き起こされる薬剤性腸炎にかかったときも、下痢便に血が混じることがあります。
細菌性の腸炎では、下痢と血便以外にも、発熱や腹痛、嘔吐などの症状が見られることも少なくありません。脱水症状を起こさないようにこまめに水分を補給しつつ、すぐに病院に行って治療を受けましょう。
粘液が混じった血便
粘液が混じった血便が出るときは、潰瘍性大腸炎の可能性もありますが、クローン病の可能性も考えられます。クローン病は肛門付近だけでなく、口から胃腸などの消化器全体に炎症が起こるため、消化吸収機能が衰え、体重減少を招くこともあります。
原因は解明されていませんが、10代や20代などの若い世代に発症しやすい病気です。早めに病院で専門的な治療を受けましょう。
タールのような赤黒い便
鮮血が便に混じっているときは肛門から近い場所で出血が起こっていますが、赤黒いタール状の便が出るときは小腸よりも上の部分で出血していることが多いです。以下の病気の可能性があります。
赤黒いタール状の便が出るときに考えられる病気 胃がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、食道静脈瘤など 胃がん
胃の粘膜の細胞ががん化すると胃がんになります。60代以上の男性に多い病気ですが、女性や若い世代でも胃がんにかかることは珍しくはありません。
タール状の便が出る以外にも、吐血や腹部の膨満感といった症状が見られることもあります。初期は無自覚のことが多いので注意が必要です。
胃潰瘍
ピロリ菌やストレスなどの影響で胃の粘膜に潰瘍ができる病気です。タール状の便以外にも、背中やみぞおち付近の痛み、吐血といった症状が見られることもあります。
十二指腸潰瘍
十二指腸の粘膜に潰瘍が生じると、出血し、タール状の便が出るようになります。主な原因はピロリ菌の感染で、20代、30代で発症することが多いです。
胃潰瘍と同様、みぞおち付近の痛みや吐血といった症状が見られることもあります。
食道静脈瘤
食道の粘膜下にある静脈がコブのように膨れる病気です。肝臓に肝硬変などの病気があり、食道静脈が圧迫を受けているときに発症しやすくなります。タール状の便以外にも下血や倦怠感、黄疸などの症状が出ることもあります。
便は健康のバロメーター!1日に1回は詳しくチェックしよう
単に消化不良や薬剤の影響で便の色が赤くなっていることもありますが、消化器系等に出血が起こり、血が混じっているケースもあります。早めに病気を発見することで早期治療が可能になるため、「おかしいな」と思ったらできるだけすぐに病院に行くようにしましょう。
体内の変化はなかなかすぐには気付けないものです。しかし、便を毎日しっかりと観察することで早めに気付けることもあります。1日に1回は便をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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便が黄色の時に考えられる原因は?色から分かる身体の状態
便は健康のバロメーターといわれています。便の色がいつもと違う時は、何か身体に問題が起こっているのかもしれません。
便が黄色の時は、身体は一体どのような状態なのでしょうか。この記事では、便が黄色の時に考えられる健康状態や注意すべきことについて解説します。
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黄褐色の便は理想的!しかし黄色は要注意
健康な時の便の色は黄褐色~茶褐色です。バナナの形状で水に軽く浮いていると、さらに理想的な便と言えます。
健康な便とは…
□黄褐色~茶褐色
□バナナのような形状
□水に軽く浮かぶ便の色が黄みを帯びた茶色になるのは、肝臓で作られる胆汁色素のビリルビンが便内に含まれているからです。血液内で酸素を運ぶヘモグロビンが寿命で壊れると、一部がビリルビンになり、肝臓に運ばれて胆管を通って便に混じって排泄されます。そのため、健康な時の便の色は黄みを帯びるのです。
しかし、黄みが普段よりも強い時は、もしかしたら健康に問題があるのかもしれません。とりわけ便中の水分量が多く、下痢状の時は、トラブルが起こっていると考えられます。
下痢を引き起こしやすいものを飲食した時
牛乳を大量に飲んだ時や、ダイオウ末やセンナなどの下剤を服用した時は、黄色い水状の便が出ることがあります。これは腸を刺激する物質を摂取したことで下痢が起こっているからで、下痢の症状がなくなれば便も通常の黄褐色~茶褐色に戻ります。
なお、下痢の便は、さまざまな色があります。黄色い時もあれば黒っぽい時もあるため、色だけでは下痢と判断できません。下痢が続く時や痛みを伴う時は、消化器内科や内科を受診して詳しく診てもらいましょう。
便と一緒に黄色い油が浮く時は?
乳白色~薄黄色の便と一緒に油が出て水に浮いている時は、脂肪便の可能性があります。脂肪便がときおり出るくらいなら慌てる必要はありませんが、1週間以上連続して出る時は慢性膵炎の疑いがあります。消化器内科や内科を受診するようにしましょう。
慢性膵炎とは、膵臓に長期間炎症が起こっている状態で、脂肪便以外にも背中やみぞおちの痛み、食欲低下などの症状が見られることがあります。膵臓には消化酵素を作る機能がありますが、慢性膵炎になると消化酵素の分泌量が低下し、消化不良や糖尿病を引き起こすこともあるため、少しでも疑わしい時は病院で専門的な診察を受けてください。
また、膵臓がんが生じている時も、脂肪便が出ることがあります。膵臓がんは早期発見が難しいため、気付いた時には進行していることも多い注意すべき疾病です。脂肪便などの兆候が見られた時は、すぐに病院を受診するようにしてください。
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便の色などの記録を取ろう!健康ノートのススメ
健康な便の色は黄褐色~茶褐色と言われていますが、実際には黄褐色の人よりも茶褐色の人が多いです。しかし、個人差がありますので、自分の便がどのような色・形状・においなのか知っておくことが大切です。
ご自身の体調を把握するためにも、「健康ノート」を作成することをおすすめします。以下の情報を毎日記録してみてはいかがでしょうか。体調の変化に早めに気付き、重大な疾病の早期発見・早期治療を目指すことができるでしょう。
<毎日つけたい健康ノート>
項目 内容 食べたもの その日1日に食べたもの、量、食欲はあったか 便 便が出た時間、色、形、量、におい その他 体重、体温、体調、気分、その他の気になること 体重と体温は、できるだけ毎日同じ時間に測るようにしましょう。
便の色が黄色!水状便もしくは油が浮く時は要注意
便の色が黄色~茶褐色の場合は健康な状態であることが多いです。
ただし、黄色かつ水状の場合は下痢、一緒に油が浮いているときは膵臓の疾患の可能性があります。とりわけ膵疾患は早期発見が難しいため、少しでも疑わしい時は早めに病院に行くことがすすめられます。ぜひノートにご自身の便を毎日記録し、早めに気付けるようにしておきましょう。
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- 【腸活コラム】便秘になると肌荒れが発生するのはなんで?原因を徹底解説!
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便秘になると肌荒れが発生するのはなんで?原因を徹底解説!
「便秘になると肌荒れがひどくなる...」
そんなお悩みがある人は多く、便秘になると顔にいつの間にかニキビや吹き出ものができていた、という経験がある人も少なくありません。
そのニキビや吹き出ものは、便秘による腸内環境の悪化が影響をしている可能性があります。
実は便秘と肌荒れは密接に関係しており、今回はその関係性を徹底的に解説していきます。
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便秘とは
はじめに便秘について解説します。
便秘とは、「本来体外へ排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と慢性便秘症診療ガイドライン2017では定義されています。日本内科学会でも「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」としています。一般的な便秘の状態をまとめると、以下のようになります。
□排便が週2〜3回以下
□硬い便が出る
□ウサギの糞のようなコロコロした便が出る
□排便がスムーズにできない(排便困難感がある)
□排便をしてもまだ便が腸に残っている感じがする便秘でお悩みの人は、一つでも当てはまることがあるはずです。
当てはまる状態があれば、便秘の可能性が高いと考えてもいいでしょう。
[リンク]便秘は何日続いたら危険?具体的な日数は?
便秘に悩む人はどのくらいいる?
誰もが一度は悩んだことはある便秘ですが、便秘に悩む人は実際にはどのくらいいるのでしょうか。
厚生労働省がおこなった国民基礎生活調査(平成28年)によると、便秘で悩んでいる人は、人口1,000人のうち、男性24.5人、女性45.7人となっています。(人口千対)
年齢 男性 女性 総数 24.5 45.7 20〜29歳 6.5 35.2 30〜39歳 9.0 35.5 40〜49歳 10.4 34.8 50〜59歳 13.8 38.3 60〜69歳 27.2 45.6 70〜79歳 67.1 82.2 80歳以上 107.6 108.3 上の表にあるように、どの年代も女性は男性に比べて便秘に悩んでいる人が多いことがわかります。
羞恥心からトイレを我慢する、女性ホルモンの影響や腹筋力が男性よりも弱いことなどが、女性の便秘が多くなる理由として考えられています。
肌荒れを引き起こすのは弛緩性便秘
女性に起こりやすい便秘には、大きく分けると「機能性便秘」と「器質性便秘」があります。このうち肌荒れは機能性便秘の中でも「弛緩性便秘」に見られることが多いと言われています。弛緩性便秘は太い・固い便が特徴
弛緩性便秘とは、胃・小腸・大腸などの消化器官の機能に異常が起こり、腸の中で便が生成される仕組みに障害が起きる「機能性便秘」のうちの1つです。
運動不足や食物繊維の摂取不足などのため、腸の蠕動運動が十分起こらずに大腸の中に便が長くとどまり、便も太くて固くなるのが特徴です。高齢者や出産回数が多い女性に多くみられると言われています。
この弛緩性便秘では、大腸内に便が長時間留まることで腸内で悪玉菌が増えて腐敗物質が多く発生します。また、血糖コントロールが難しくなり、それらが肌の刺激や老化につながる可能性があることが指摘されています。
便秘でも起こる、肌荒れとは?
便秘になるとなぜ肌荒れになるのかを説明する前に、まず肌荒れとは何かをおさらいしておきます。
多くの女性が悩む便秘では便がスムーズに出ないだけでなく、いろいろな体の不調を生じさせます。その一つが肌荒れです。。
「肌」とは皮膚の表面にある「表皮の角質層」のことです。この角質層のキメがこまかく潤っている状態が健康的な肌であり、逆に肌のなめらかさがなくなって乾燥し、肌の状態が悪くなるのが「肌荒れ」というわけです。よく見られる肌荒れの症状
かさつきなど肌荒れの症状もさまざまあり、一つの症状だけ現れる場合もあれば、一つ以上の症状が同時に起こることもあります。肌荒れとしてよく見られるのが、「皮脂の過剰分泌」や「肌の水分量の低下」によるものです。
肌荒れの主な症状としては、以下が挙げられます。
・にきび・吹き出もの
・かゆみ
・くすみ
・肌の乾燥
・赤み・湿疹・炎症
・毛穴の開きこれらの症状が顔であれば、おでこや頬、髪の生え際、口周りなどに生じます。
肌荒れが起きてしまう原因として、肌のターンオーバーの乱れやホルモンバランスの不調、肌のバリア機能の低下などが考えられます。
そして多くの女性が悩む「便秘」も肌荒れの原因の一つとなっているのです。便秘で肌荒れになる原因とメカニズム
便秘で肌荒れになってしまう原因として、便秘によって腸内で発生する腐敗物質の影響が考えられます。便秘で生じた腐敗物質がさまざまなメカニズムによって肌荒れを引き起こすのです。それぞれの原因とメカニズムについて解説します。
原因1:腸内細菌によって発生した腐敗物質が肌の刺激になる
腸内にある悪玉菌が腐敗物質を発生させて、それが腸壁から体の中に吸収されて血液を介して全身をめぐります。
そして汗や皮脂と一緒に腐敗物質も皮膚から体外へ出ていきます。その際に腐敗物質が肌の刺激となって肌荒れが起こるという仕組みです。便秘になると本来は体外へ排出すべき便が腸の中に溜まると、便の腐敗が進み腸内細菌の悪玉菌も増えていきます。
悪玉菌が代謝の過程で産生される成分の一つに「フェノール類」があります。フェノール類は腸から吸収されて血液の中に入り全身をめぐって多くは尿として排出されるのですが、一部が血液を介して皮膚まで到達します。
そこで腐敗物質が刺激となり、肌荒れや肌トラブルが起きるというわけなのです。原因2:皮膚からの腐敗物質排出によって肌のターンオーバーが乱される
肌の代謝のことを「ターンオーバー」と呼びます。このターンオーバーが皮膚からの腐敗物質排出によって乱されるため、肌荒れが起こります。
上述のように、腸内環境が悪化して発生した腐敗物質が血液に溶け出して全身をめぐるようになります。そして、腐敗物質の一部は最終的に肌から汗や皮脂と一緒に毛穴から出ます。
すると、皮膚は腸から発生した腐敗物質を早く体外へ排出しようとし、本来の皮膚の大切な役割である肌のターンオーバー(代謝)機能が低下し、肌荒れが進む現象が起こります。肌の代謝機能が低下することで、新しい細胞が生まれて表面の肌へ成長し、古い細胞は皮膚から垢として剥がれ落ちるといった約6週間の肌サイクルや細胞の分化に悪影響が出て、肌荒れやニキビ、吹き出物などの肌トラブルが生じてしまうのです。
皮膚の老化に関わるAGEs(最終糖化産物)を発生させる
便秘で腸内の悪玉菌が増えると、体の血糖コントールが悪くなることがわかっています。逆に言えば、血糖値コントロールができている人は善玉菌が腸内に多いと傾向があります。
体内に糖が増えると、糖はタンパク質にくっついて糖化反応(メイラード反応)を起こし、肌の老化に影響するAGEs(Advanced Glycation Endproducts=最終糖化産物)と呼ばれる物質を排出します。
このAGEsは人間の加齢や健康に関わる物質で、本来のタンパク質の働きを邪魔してしまいます。。なぜなら、肌は主にタンパク質から成り立っているため、AGEsが増えることで肌の機能が低下して、肌の弾力がなくなってシワやたるみ、くすみの原因になるからです。
便秘になると腸内の善玉菌が減り、悪玉菌が増えて血糖コントロールを不良にさせます。血糖コントロールが不良になると糖が増え過ぎてしまい、余分な糖がタンパク質と結合することでAGEsを産生し、肌にも悪影響を及ぼすという結果になります。
便秘による肌荒れを解消する方法
便秘による肌荒れを解消するには、まずは便秘をなくして腸内環境を整えることが大切です。
とくに女性は肌荒れを隠そうと皮膚の上から化粧品を使ったり、薬を塗ったりしがちですが、いくら外見を整えようとしてもそれでは肌荒れは悪化するばかりです。
肌の状態と腸内環境が関連していることを理解した上で、正しい腸活習慣をつけていくことが重要です。
便秘による肌荒れを解消するポイントをいくつかご紹介します。便秘を解消する
便秘による肌荒れ解消には、もとの原因である便秘を解消するのが一番です。
老廃物である便をできれば毎日体の外に出せるように、規則正しい生活や毎日決まった時間へトイレへ行く習慣をつける、睡眠をしっかりとって副交感神経の働きを高め胃腸の動きを促すなど工夫をします。便秘を防ぐ食事を心がける
便秘解消には食事内容に気をつけることも欠かせません。
おすすめなのは、朝起きがけに一杯の水を飲むことです。そうすることで、腸を刺激して排便を促すことができます。
さらに、食物繊維の多い食べ物を意識して摂取することで便の量が増えて、腸を刺激することにつながります。食物繊維が多く含まれる食べ物として、バナナ、りんご、ほうれん草、ブロッコリー、トマトなどがあり、他にも海藻類や豆類にも豊富に含まれています。また、善玉菌を含む飲料や発酵食品、善玉菌のえさになる食物繊維、オリゴ糖を摂取することで便秘を解消するだけでなく、血液の中にあるフェノールを軽減させて、肌荒れを改善することもわかっています。
適度に運動をする
適度に体を動かして、腸の動きを活発にして便秘を解消します。
普段運動をする習慣のない人は、軽く汗ばむくらいの速さで毎日10分歩くだけでもOKです。理想としては、便を押し出す腸腰筋を鍛えるために1日9000歩1時間半のウォーキングがベストといわれています。便秘による肌荒れ解消には、便秘をなくすことが大切で、そのために食事・運動など生活習慣を改善する工夫が必要です。それぞれのライフスタイルに合わせて腸活の工夫をしてみてくださいね。
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便秘による肌荒れを直したい!漢方薬も使える?
便秘を解消するには生活習慣の改善だけでなく、漢方薬も上手に利用することができます。
漢方における体の見方である「気・血・水」の中でも、以下のような原因によって便秘が起こると言われています。・「水」不足
・ストレスや緊張による「気」の異常
・「血」の異常である「お血」この異常から生じる便秘を改善するために使われる、主な漢方薬の一例をご紹介します。
・「大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)」
便秘の処方としてよく使われており、体力がある人向けです。便秘や腹部膨満を解消してくれます。・「桂枝加芍薬大黄湯(けいしかしゃくやくだいおうとう)」
体力があまりない人向けの漢方薬です。腹部膨満感、腹痛のある便秘の解消につながります。・「麻子仁丸(ましにんがん)」
「水」不足で起こる便秘に勧められます。ときに便が硬くかたまり状になってしまう人の便秘に有用といわれています。便秘に効果が見られる漢方薬ですが、使い方によっては便秘や下痢を繰り返してしまうこともあります。
そのため自己判断で内服はせず、きちんと診療を受けてから適切な漢方薬を使うようにしてください。
まとめ
便秘は肌荒れを引き起こす原因の一つです。
肌に刺激を与える有害物質が腸内で多く発生しないように、普段から便秘を引き起こさない生活習慣を身につけることが大切です。
とくに肌荒れが気になる女性は、腸環境と肌状態が密接に関わっていることを意識して便秘解消の工夫をすることをおすすめします。
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- 【腸活コラム】便秘解消におすすめの寝る向き・寝る姿勢とは?
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便秘解消におすすめの寝る向き・寝る姿勢とは?
「お腹が張ってしまう夜にオススメの寝方ってあるのかなあ」
便秘が続くと、お腹は張るしスッキリしないし、腹痛で辛い…なんていうこともありますよね。
便秘持ちの人には、とても辛いものです。
今回は、便が出なくて悩んでいる人が少しでも楽になれるよう、・便秘解消におすすめの寝る向き・寝る姿勢
・お腹のハリを解消するヨガポーズ”胎児のポーズ”についてまとめました。
寝ている時にも簡単な工夫で解決できたら…と思う人は、ぜひご紹介している寝方を参考にしてみてくださいね!
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便秘解消におすすめの寝る向き・寝る姿勢とは?
お腹が張って、なかなか寝付けない夜。
そんな夜に試してほしい寝方があります。それは、体の右側を下にして寝ること。右向き寝ですね。
大腸の出口は、左から右にかけてあります。
ですので、体の右側を下にして寝れば、重力も手伝って便が大腸の出口まで運ばれやすくなります。
また、胃の入り口は体の左上、出口は右下にかけてあります。
胃も大腸も右側に出口があるのですね。右向きで寝ると、胃に入った食べ物は左上から右下に向かって流れ、腸に入っていくので、消化がスムーズに進みます。
胃の中で食べ物がスムーズに消化され、腸に流れやすくするためにも、右向き寝は有効なのです。
便秘が辛くて寝られない人は、ぜひこの右向き寝を試してみてくださいね。
少しでも楽に寝られるようにしましょう。
右向き寝が向かない人もいる
ただ、胸焼けや逆流性食道炎になりやすい人は、右向き寝をすることによって症状が悪化してしまう可能性があるので、注意が必要です。
体の右側を下にすると、胃の構造上、胃から食道へ胃酸や食べ物が流れやすくなってしまいます。
胸焼けや逆流性食道炎になりやすい人は、左向きで寝た方が良いでしょう。
ガス溜まり解消!寝る前にやりたい腸に効くヨガ”胎児のポーズ”
便秘の時、お腹にガスが溜まって苦しい時はありませんか?
大腸にガスが溜まると、腸の働きが妨げられ、便秘や下痢といった消化器症状を引き起こすと言われています。
そんなときは寝たまま行えるヨガポーズを試してみるのもおすすめです。
簡単なので、どなたでもすぐにできますよ!腸を刺激する『胎児のポーズ』のやり方
(1)仰向けになり、両脚両膝をそろえて胸に近づけるように抱えます。
このときあごはひき、肩が床から離れないように注意!
(2)大きく呼吸を10回ほど繰り返します。
吐く息を長くしおなかに力を入れることがポイントです。腸が刺激されお腹の張りの改善に効果が期待できます。
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便秘解消の効果をより高めるために
寝る姿勢を右向きにしたり、腸に効くヨガポーズをしたりすることは、もちろん便秘解消に効果的です。
しかし、その効果をより一層高めるためには、腸に良い食事・適度な運動・ストレスコントロールなどの腸活も同時にするのがおすすめ。
特に食事では、発酵食品や食物繊維・オリゴ糖など腸内フローラを整える食品を中心にしてみましょう。
まとめ
・お腹が張っている時は、寝る向きを右向きにしてみましょう。・寝る前には腸に効くヨガポーズ”胎児のポーズ”を行い、腸の動きを活発にさせましょう。
・寝る向き・寝る姿勢を工夫するのにプラスして、食事や運動、ストレスコントロールで腸内フローラを整えるのがおすすめです。
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- 【腸活コラム】便が柔らかい、考えられる原因と対策は?
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便が柔らかい、考えられる原因と対策は?
お腹が痛くてトイレに駆け込んだら、便が柔らかかったことはありませんか?
便が柔らかいことが続き、気になっている人もいるのではないでしょうか。
この記事では色々なお腹の調子を患者さんから伺って、アドバイスをしてきた薬剤師の観点から、便が柔らかい時の原因と対策を解説します。原因を知れば、対処することもできます。便が柔らかい人は当てはまることがないか確認してみてくださいね。
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お腹の調子が悪い理由で考えられる理由3つ
まず便が柔らかい時に考えられる主な原因は3つあります。
●食べ過ぎ・飲み過ぎ
●腸内環境の乱れ
●腸に関係する病気では、それぞれ解説していきますね。
1.食べ過ぎ、飲み過ぎに注意
暴飲暴食などの食べ過ぎ、飲み過ぎた次の日には、便が柔らかかったり、下痢になったりする経験はないですか。
食事量が多いと、食べたものを消化をするプロセスで出る水分を、腸が吸収する力の限界を超えてしまいます。腸の水分吸収が減ることで便への水分量が多くなってしまうのです。
便の水分量が多いと柔らかい便、水分が多すぎると水下痢にまでなってしまいます。
アルコールなどの刺激物質が腸を刺激することもあります。
何事も、適量が大切ですね。食べ過ぎ・飲み過ぎには注意するようにしましょう。2.腸内環境の乱れに注意
腸内環境の乱れも便が柔らかくなる原因の一つと考えられます。
私たちの腸内環境に存在する腸内細菌は大きく以下の3つに分けられます。
●善玉菌
●悪玉菌
●日和見菌腸内環境が悪い状況というのは、善玉菌が少なく、悪玉菌が多い状態のことを言います。
悪玉菌が多くなると便が柔らかくなったり、下痢になったりする原因にもつながるのです。腸内環境を悪くする原因として以下が考えられます。
●ストレス
●加齢
●抗生剤などの薬薬の副作用によって腸内細菌の善玉菌が減ってしまい、腸内環境が乱れることで便が柔らかくなることもあります。
しかし、自身の判断で薬の服用を中止しないようにしてください。必ず、医師・薬剤師に相談するようにしてくださいね。3.お腹の病気に注意
お腹に関係する病気として主に食中毒や感染症、そして過敏性腸症候群が挙げられます。
便が柔らかい状態が続く、水下痢、腹痛、吐き気などの症状が続くようであれば、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。食中毒や感染症
食中毒や感染症の原因として以下の原因が考えられます。
ウイルス:ノロウイルス・ロタウイルスなど
細菌:大腸菌O-157・ブドウ球菌など
寄生虫:赤痢アメーバなどウイルスによる食中毒では、便が柔らかくなったり、水下痢になったりするだけでなく、気持ちが悪くなり、吐いてしまうなどの症状も出てくることが多くみられます。
病院に行く際は何を食べたのか、どれぐらいの頻度で下痢や嘔吐があるのかを医師に伝えるようにしましょう。過敏性腸症候群
過敏性腸症候群は腸内が過敏な状態になる病気です。過敏性腸症候群の原因として、心と身体に受けるストレス、家庭内・職場内の環境からくるストレスが考えられます。過敏性腸症候群の症状として便が柔らかくなる軟便症状、下痢症状だけでなく便秘の原因にもなることがあるので注意が必要です。
その他の病気
他に、便が柔らかくなる理由として以下が考えられます。
●慢性膵炎
●クローン病
●糖尿病の合併症としてそれぞれ治療方法が異なってくるので、便が柔らかいことが続くことが気になる方は早めに医師の診察を受けることをおすすめします。
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便が柔らかい時の対処法3つ
実際、便が柔らかい時に自身で対処できる方法を説明します。
●お腹を冷やさない
●消化の良い食事
●腸内環境を整える便が柔らかいだけでなく腹痛や水下痢、嘔吐などの症状もあるようであれば、早めに医師にご相談くださいね。
1.お腹を冷やさない
お腹を冷やすことで、腸などの内臓の動きも悪くなり、身体の機能自体も悪くなります。
特に、お腹が冷えると血流が悪くなり、腸での水分の吸収が減り、便に水分が含まれ過ぎるので便が柔らかくなることにつながるのです。ホッカイロを使う、温かいものを食べる、飲むなどをしてお腹を温めることも便が柔らかい時の対処法になります。2.消化の良いものを食べる
食べたものが消化されずに腸に届くと、腸の動きが異常に早くなり、消化されないまま便として出てしまうので便が柔らかかったり、下痢になったりする原因になります。
便がいつもより柔らかいと感じるようであれば、消化の良い食べ物を選んではいかがでしょうか。消化をよくするために、よく噛んで食事をすることもおすすめですよ。3.腸内環境を整える
腸内環境にいる善玉菌を増やすために、発酵食品や、乳酸菌、ビフィズス菌飲料などを積極的に摂るようにしましょう。
ストレスも腸内環境に関わってくるので、ストレス解消するために軽度な運動や、睡眠をしっかりとる、人と話すことなどが効果的です。
便が柔らかいことが続く時は脱水症状にも気をつける
便が柔らかかったり、下痢が続いたりすることで、身体の中の水分が身体の外へ出て行ってしまいます。
身体の水分が出ると、ナトリウムやカリウム、マグネシウムといったイオン性物質が身体の中に足りなくなるのです。
イオン性物質の不足すると脱水症状になり、軽度ではめまいやふらつきの症状が出てきます。
脱水症状は熱中症などの汗を多くかく時に起こると思われがちですが、便と一緒に水分が多く出される時にも起きてしまいます。
便が柔らかい場合や下痢が続くような時は、常温のスポーツドリンクや経口補水液を飲むように心がけましょう。
まとめ
この記事では便が柔らかい時の原因と対策について解説しました。
主な原因としては以下が挙げられます。
●食べ過ぎ・飲み過ぎ
●腸内環境の乱れ
●病気による症状便が柔らかいと感じる人は以下の対処法を試してみてください。
●お腹を冷やさない
●消化の良いものを食べる
●腸内環境を整える色々試してみたけど改善がない、原因がわからない人、または便が柔らかい症状が続いたり、腹痛・嘔吐・吐き気などの他の症状もあったりする場合は、できるだけ早く医師の診察を受けるようにしましょう。
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- 【腸活コラム】便が細い・長い、考えられる原因と対策は?
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トイレに行った時に便が細かったり、長かったりすることはないですか?「形がおかしくてどこか体が悪いのかな??」と不安に思いますよね。
細く長いヒョロヒョロとした便は他にも以下の特徴があります。□水っぽく、柔らかい
□色は黒褐色から黒
□量はうどん3本程度
□臭いはきつい
□便を出し切っていない感がある細い、長い便は私たちが病気に気づくための身体からのサインかもしれません。
この記事では、便が細い、長い時の主な理由と対処法を解説します。
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便が細い、便が長い時に
考えられる3つの原因この章では、便が細い、長い時に考えられる主な原因を3つ紹介します。
●腸の病気
●肛門の病気
●生活習慣病気の観点から当てはまることがあるようであれば、早めに医師の診察を受けることをおすすめします。
原因1.腸の病気
便が細く長い状態が続くこと、便に血や粘液が混じることがあれば以下の病気が疑われます。
●大腸がん:結腸・直腸・肛門の大腸に発生するがん
●大腸ポリープ:大腸の粘膜層の一部がイボのように盛り上がったもの
●過敏性腸症候群:大腸に腫瘍や炎症などの病気がないのにも関わらず、腹痛、下痢や便秘が長期的に続く病気腸は排便時にぎゅっと縮むことで便を出そうとします。排便時にすでに細くなっている腸は結腸や直腸などの大腸にできたがんやポリープによって、更に細くなってしまうのです。結果、便が細く、長くなってしまいます。
また、便が細くなったり、長くなったりする病気の一つとして過敏性腸症候群が考えられます。
過敏性腸症候群は、大腸がんや大腸ポリープなどの器質的な病気がないのにも関わらず、お腹が痛いのが続く、お腹の調子が悪い、下痢、便秘が数ヶ月単位の長期間に渡って続く病気です。過敏性腸症候群が直接的な原因として腸の内側を細くする訳ではありません。過敏性腸症候群が原因で腸内環境が乱れ、便がゆるくなります。便がゆるくなってしまうと腸は便を漏らさないようにぎゅっと細くなるのです。
腸が細くなることで、排便時に便が細く、長くなる原因につながります。原因2.肛門の病気
肛門は消化管の末端で、私たちの身体から便を外へ出す器官です。肛門が狭くなってしまうと、便が細くなったり長くなったりする原因になります。便が細く、長くなってしまう原因になる主な理由を以下に紹介します。
●切れ痔の慢性化
●肛門ポリープ
●痔の手術後の肛門狭窄(きょうさく)切れ痔を繰り返すと、傷が膿んでしまい肛門に出来物のようなものができてしまいます。肛門に出来物ができてしまうと肛門がさらに狭くなり便が細く、長くなることにつながり、排便に支障をきたします。肛門ポリープも切れ痔の慢性化と同じように、肛門に発生した炎症性のしこりによって肛門の出口を狭くしてしまいます。
原因3.生活習慣
生活習慣によっても、便が細くなったり、長くなったりする原因に繋がることがあります。
●便秘薬の過度な服用
●無理なダイエットや食事量を減らしすぎる
●健康食品を摂り過ぎる
●アルコールなどを飲み過ぎる酸化マグネシウムなどの便秘薬は便に水分を含ますことで便を柔らかくし、便を出しやすくするお薬です。酸化マグネシウムなどの便秘薬を飲み過ぎることにより、便が柔らかくなり過ぎたり下痢状態になったりすると、腸の内側は狭くなり細い便、長い便の原因になります。
また、無理なダイエットや食事量を減らし過ぎることで腸内環境の悪化も考えられますね。
お腹に良いと言われる食品を食べ過ぎることも注意が必要です。食べ過ぎることによりお腹がゆるくなってしまう可能性があります。
アルコールなどの刺激物は腸の動きを活発にし過ぎるので飲みすぎないように。腸の動きが活発になり過ぎることで便がゆるくなってしまうので腸が狭くなり、便が細くなったり、長くなったりする原因につながります。
身体に良い効果をもたらす食品でも、食べ過ぎ飲み過ぎには気をつけるようにしましょう。
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便が細い、長い時の対策
この章では便が細い、または長いときの対策を説明します。
●病院へ行く
●適切な腸活をする便が細かったり長かったりする症状だけでなく、便が黒っぽい、または血が混じるようであれば早めに医師の診察を受けてください。
病院へ行く
便に血が混じるようであれば、早めに専門医を受診するようにしましょう。腸の中で出血があった場合、奥の方での出血があれば、便に混じる血液は黒っぽくなりますし、肛門付近での出血があれば便には赤い鮮血が混じります。便が細い、便が長いなどの症状以外にも便が黒くなったり、便に血が混じっていたりするようであれば注意が必要です。病院では内視鏡検査や注腸レントゲン検査などを行うことができます。また、男女ともに40歳以上で大腸ガンの検診が対象になっています。症状が今はまだなかったとしても早期発見、早期治療が重要なので、しっかり検診は受けるようにしましょう。
適切な腸活をする
腸内環境を整える腸活も正しい方法で行うことで、細い便や長い便に対して効果があります。腸内環境を整えるためにも以下の3つを気をつけましょう。
●ストレスを溜めない
●善玉菌を増やす
●健康的な食事習慣をストレスは腸内環境の悪化につながります。普段からストレスを解消するために軽めの運動や、人と話す、ストレスの原因を知るなどして、ストレスを溜めない習慣を心がけましょう。
また、善玉菌を増やすことに注目をしてもいいですね。善玉菌を増やすことで知られる、ビフィズス菌や乳酸菌、発酵食品、水溶性の食物繊維を摂ることもおすすめです。しかし健康に良いと言われる食品、善玉菌を増やすと言われる食品でも食べ過ぎ飲み過ぎには注意。適度な量で、普段の食生活に取り入れるようにしましょう。まとめ
この記事では便が細い、便が長い時に考えられる原因と対処法に関して説明しました。
主な原因は3つ考えられます。
●腸の病気
●肛門の病気
●生活習慣対処法としては以下の2つです。
●病院に行く
●適切な腸活をする便が細い、便が長いことが続くようであれば、まずは専門医への受診が必要です。40歳以上であれば、検診を受けることを強くおすすめします。便を知ることで自分の身体や体調を知ることができます。まずはトイレに行った時に自分の便を確かめることから始めてみてください。
あなたの腸内環境良い?悪い?
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- 【腸活コラム】便秘の時に感じる寒気は何が原因?対策は?
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便秘の時に感じる寒気は何が原因?対策は?
「便秘が治らないし、寒気もあるしで辛い・・・。どうにかして」
「便秘の時って、寒気も出てきちゃう気がするけどなんでだろう」便秘が続いて、寒気や体の冷えが気になったことはありませんか?
一見、便秘と冷えはあまり関係ないことのように思えます。
しかし実は、便秘と寒気には関わりがあったのです。
今回は、便秘と寒気の関係と、その対策について調べてみました。
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便秘と寒気はどう関係するの?
便秘が続くと出てくる”寒気”、どう関係しているのでしょうか?
実は、便秘の時の寒気には、”自律神経の乱れ”が関係しています。
あなたは腸脳相関という言葉を知っていますか?
腸脳相関とは、自律神経・ホルモンなどの情報伝達系を通して、脳と腸が互いに影響を及ぼし合っていることをいいます。
最近の研究で明らかになってきたことですが、腸内環境と自律神経の乱れは密接に関係しているのです。
ここで、便秘が続くということは、腸内環境が乱れているということですね。
腸内環境が乱れると、交感神経と副交感神経からなる自律神経が乱れ、交感神経が過剰に興奮してしまい、皮膚表面の末梢血管はキュッと収縮します。
末梢血管が収縮すると、血液が血管を通りにくくなり、皮膚表面の血流は下がりますね。こうして、皮膚温が下がり、寒気を感じてしまうのです。
便秘が続くと寒気を感じるのは、腸内環境の悪化で自律神経が乱れることが原因かもしれません。
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寒気に効果的な対策は?
便秘の時の寒気は、末梢血管の血流が下がることが原因。
体を冷やさないよう、着込んだり、室温を高くしたりするのも有効ですが、お腹や腰を温めれば、寒気と同時に便秘解消も狙えます。<お腹や腰周りを温めよう>
熱いタオルで温める
①2枚のタオルを重ねて4つ折りにする。
②家庭用ゴム手袋をはめ、60℃くらいの熱めのお湯に、4つ折りタオルを浸して絞る。
③絞ったタオルをビニール袋で包み、10分以上、直接腰に当てる。
(※服の上から当てる場合は、30分以上当てましょう)
経済的で、タオルがあれば簡単にできる方法です。濡らしたタオルを電子レンジで温めても、手軽にできますね。蒸気温熱シートで温める
市販の蒸気温熱シートを、2時間以上お腹や腰に当ててみましょう。熱いタオルと同じ効果を狙えます。購入さえすれば、いつでもどこでもできちゃうので、面倒くさがりさんにもおすすめですよ。
数々の研究から、お腹や腰を温める方法で、手足含めた全身の皮膚温が2℃程度上昇することが分かっています。
寒気が改善されるだけでなく、全身の自律神経活動に影響を及ぼし、胃や腸が活発になります。こうして、便秘が改善され、お腹のハリやいきみも減っていくのですね。ただ、禁忌な人や慎重に行った方がいい人もいます。今までの研究で皮膚の損傷が起きた事例はありませんが、以下の人は気をつけましょう。
<禁忌>
・消化管の穿孔や閉塞がある
・出血傾向がある
・全身衰弱が激しい
・血圧の変動が激しい<慎重に行った方がいい人>
・皮膚が弱い人
・アトピー性皮膚炎の人腸活をして、自律神経を整えよう
「寒気に効果的な対策は?」でご紹介したように、一時的な対策として、外側から体を温めることはとても有効ですが、根本的に解決できたら一番ですよね。
自律神経の乱れを整えるには、腸活をするのがおすすめです。ちなみに腸活とは、腸内環境を整えて、腸本来の機能を活性化させ、心とカラダの健康を手に入れること。
腸内環境に関わってくるのは、主に食事・運動・睡眠・ストレスの4つです。この4つを整えれば、腸内環境は良くなり、いつの間にか便秘とは無縁になるでしょう。便秘にならないためには、適度に動き、質の良い睡眠をとり、できるだけストレスを溜めないようにする。
腸活ではこれらがとても大切なのですが、一番重要といっても過言ではないのが食事での腸活です。
揚げ物や添加物たっぷりのインスタント食品、スナック菓子は控えめにして、毎日の食生活に発酵食品や食物繊維、オリゴ糖を取り入れてみましょう。腸の中の善玉菌が増え、便秘知らずの腸となり、寒気や冷えともおさらばできるでしょう!
便秘による寒気でお悩みの方。日々の生活に腸活を取り入れて、便秘知らずの腸をゲットしましょう。
ただ、強い寒気を感じる場合は、重度の便秘やその他の感染症、甲状腺機能低下症などの疾患にかかっている場合もあります。そのような時は無理に自分で治そうとせず、早めに病院を受診するようにしましょう。
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- 【腸活コラム】意外に知らない便秘になるメカニズム・理由を徹底解説
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意外に知らない便秘になるメカニズム・理由を徹底解説
性別や年齢に関わらず便秘で困っている人は多いものの、なぜ便秘になるかと問われると答えに困る人もいるのではないでしょうか。
便秘は放っておくと、腸内環境が悪くなって便やガスのにおいが強くなる、体の器官の機能を調整する自律神経が乱れるなど、体全体にも悪い影響を及ぼします。
体への悪影響を予防するために、便秘になるメカニズムや理由を理解して適切に対処することが大切です。
今回は、意外に知られていない便秘になるメカニズムや理由をまとめました。
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そもそも便秘とは?
便秘とは、腸の中にたまっている便のかたまりに含まれる水分が少なくなって硬くなる、または便が通る腸管の中が狭くなって排便が難しくなることで、排便が遅くなってまれにしか起こらない状態のことをいいます。排便は1〜2日に1回あることが一般的ですが、人によっては2〜3日に1回の間隔でしか排便がなくても、便がスムーズに出て本人が苦痛を感じない状態であれば、それは便秘とはいえません。一方で、毎日定期的に排便があっても、便が硬くて量も少ない、排便のときに強いいきみが必要で苦痛を感じる、排便後もまだ直腸に便が残っていると感じる場合は便秘といえます。
便秘になると以下のような体の状態や不調を感じることがあります。
・排便回数が少ない
・便の量が少ない
・便が硬い
・排便がしにくくなる
・残便感がある排便に関する直接的に感じる不調などに加えて、以下のような不定愁訴(自覚している体の不調)が便秘と一緒に現れることもあります。
・お腹の痛み
・食欲の低下
・胸やけ
・嘔気
・げっぷ
・腹部の膨満感
・肩こり
・腰の痛み
・集中力の低下
・頭重感
・めまい
・不安
・疲れやすさ便秘は、何らかの原因で排便が遅れることで、それに伴う排便にまつわるトラブルやその他の体の不調を引き起こします。
便秘になる理由を知る前に!正常な排便の仕組みとは?
便秘とはどのような状態かを把握したら、気になるのはなぜ便秘になるのかということです。なぜ便秘になるのか理解を深めるために、まず正常な排便の仕組みを説明します。
食べ物を摂取してから便になるまで
人が食べ物を摂取してから便になるまで、消化管と呼ばれる胃・小腸(空腸・回腸)・大腸を通るプロセスがあります。
まず摂取した食べ物は、食べ物に含まれている栄養の大部分が胃〜小腸までの間で体に吸収されます。食べ物に含まれている食物繊維など、胃や小腸で消化・吸収されなかったものが水分を多く含んだドロドロの半液状化になった状態で大腸まで送られます。
大腸に送られた便は、今度は水分や電解質(ナトリウムなど)を吸収されながら大腸の蠕動運動によって肛門まで送られてだんだんと水分がなくなって固形化していき、下行結腸(下に向かう腸)からS状結腸(S状に曲がっている腸)に溜まります。
次に肛門近くの直腸に便が送られると、直腸の中の圧が上がって神経を通じて排便中枢や脳に伝わり便意が起こり、排便の反射が起きて肛門の内側にある筋肉が緩みます。すると、直腸の蠕動運動が起こり、今度は肛門の外側にある筋肉が緩み、腹圧が自然と高まって排便に至るというわけです。
食べ物を摂取してから排便されるまでのどこかのプロセスで、何か障害が起こると便秘となります。
便秘のメカニズムを理解するために大切!腸の蠕動運動とは?
人が摂取した食べ物は上述のプロセスで排便に至りますが、便を運ぶために腸では「蠕動運動」が欠かせません。食事のあとにお腹がグルグルと音がなることがありませんか?それが腸が動いた音=腸蠕動運動だと認識できます。
腸の蠕動運動とは、腸内にある「輪状筋」によっておこなわれる運動のことです。胃に食べ物が運ばれると「胃・結腸反射」と呼ばれる反射が起きて、この蠕動運動が起こります。これがうまく行われないと、食べ物を消化・吸収するのに時間を要したり、便秘の原因となったりします。
あなたの便秘はどんな理由から?便秘の分類
便秘になる理由は人それぞれで、便秘にもいろいろな分類があります。
便秘の分類として、大きく分けると「機能性便秘(腸管の機能に異常が起きる)」と「器質性便秘(腸管の疾患によって生じる)」の2つに分けられます。そのうち、機能性便秘と呼ばれるものには以下の3種類があります。・弛緩性(しかんせい)便秘
・痙攣性(けいれんせい)便秘
・直腸性便秘機能性便秘のうち、日本人がなりやすい常習性のある便秘として弛緩性便秘が最も多いとされています。
一口に便秘といってもさまざまな分類があることを知り、それにあった対処をしていくことが大切です。それぞれの便秘のメカニズムや便秘になる理由を解説していきましょう。
日本人に多い!弛緩性便秘のメカニズム
日本人に多いといわれる弛緩性便秘は常習性便秘とも呼ばれており、大腸の蠕動運動が低下することで起こる便秘です。
大腸が持つ便を運ぶ機能が低下するため、便が腸に留まる時間が長くなります。すると停滞している時間が長いほど、水分が通常以上に腸から体の中に吸収されてしまい、水分を多く含んでいた便は硬くなります。さらに、腸の中に便が長く停滞することで、有害物質であるガスも多く発生するので、お腹の張りを感じることが多くなります。弛緩性便秘になると主に以下のような体の不調が出てきます。
・便が固く太くてコロコロしている
・便意をあまり感じない
・いつもおなかが張っている
・排便をしても便が残っている感じがする
・食欲が低下する
・肩こりが起こる
・肌が荒れる
・気持ちが不安定になり、イライラしやすくなる本来ならスムーズに便が排出されなければならないのに、それができずに便が長く腸の中にとどまることで様々なトラブルが起きてくるのです。
弛緩性便秘になる理由
弛緩性便秘はとくに女性や高齢者に多いタイプの便秘です。弛緩性便秘になるのは以下のような理由が考えられます。
・大腸の緊張の低下
・年齢や生活習慣による運動不足
・腹筋力の低下
・水分の摂取不足
・食物繊維の摂取不足
・過度なダイエットこれらが原因となって腸の運動が弱くなり、便が腸の中に長くとどまってしまうのです。
不溶性の食物繊維を積極的に摂取したり、腸を刺激することが大切です。
また、便秘を理由に長期間下剤を使用し続けた場合にも、「腸管神経叢」といわれる消化管の筋肉運動の調整に関わっている神経組織がダメージを受けて便がうまく出せなくなります。対策は?
弛緩性便秘には、腸の蠕動運動を活発にさせるための対策が有用です。
朝食後の腸蠕動運動を促すために、起床した直後にコップ1杯の水を飲んだり、腹筋をつける軽い運動したりするのも効果的です。食事では腸内容物の体積を増やすために不溶性食物繊維(大豆、にんじん、こんにゃく、きのこ、海藻類など)や水分を吸収して便を柔らかくする水溶性食物繊維(りんご、トマトなど)を多く摂取するようにします。
さらに、腸内環境を改善するための発酵食品や乳製品などを積極的に摂取することもおすすめします。
痙攣性便秘のメカニズム
痙攣性便秘は、大腸の蠕動運動は起きているものの、過度に緊張して痙攣が起きたように収縮してしまい、腸の内容物が規則的に肛門側に送られずに便秘になってしまう状態のことをさします。痙攣性便秘には以下のような状態が見られます。
・便がウサギのフンのように小さくコロコロしている
・突然に激しい便意を感じることがある
・便秘と下痢の症状が交互に起こることがある
・下腹部に張りや痛みがある
・残便感があるなぜ腸が過度に緊張して痙攣が起きたよう状態になるかというと、腸の動きを司る自律神経が関係しています。
腸は交感神経と副交感神経という自律神経によってコントロールされていますが、副交感神経が過度に興奮することで腸管にストレスがかかり、大腸が痙攣して蠕動運動がうまくおこなわれなくなるのです。腸内の便の塊がうまく運ばれないと、便が硬くコロコロとした形状になります。痙攣性便秘になる理由
痙攣性便秘になる要因として、身体・精神な内的ストレスや環境の変化などの外的ストレスが挙げられます。
これらのストレスが自律神経に影響し、腸の過緊張につながるのです。また、痙攣性便秘の多くは「過敏性腸症候群」と もいわれており、ストレスの影響を受けやすく、お腹の不調以外にもだるさやめまいなどの自律神経の不調と一緒に現れることが多いといわれています。ストレスが減り、気持ちがリラックスすることによって腸の痙攣が減り便秘がなくなることもあります。対策は?
痙攣性便秘を予防するには、日常的なストレスや緊張、精神的な動揺などを避けることが大切です。とくにストレスを感じやすいタイプの人は注意が必要です。
さらに、腸内環境を整えるために食物繊維を積極的に摂取する、適度の運動と十分な睡眠をとるようにするなど生活習慣の改善も必要になります。
排便の反射が起きない?直腸性便秘のメカニズム
直腸性便秘とは便の塊が肛門手前の直腸まできても、排便反射が弱くなり、起こらないことで、便が直腸に溜まってしまうタイプの便秘です。直腸性便秘には以下のような特徴が見られます。
・便が太くて大きい
・トイレを我慢することが多い
・排便のときに力を入れないと出ない
・便が腸に残った感じがある
・肛門入り口に便が固まっている日常的に排便を我慢することが多いと、直腸の知覚と神経が鈍ってしまい便を出したいという便意が起こりにくくなってしまうのです。本来なら排便の直前にならないと直腸内には便がないはずなのに、いつも直腸内に便があり、それでも便意がないのが直腸性便秘の特徴です。
直腸の中にたくさんの便がたまり排出されないことで、便から腸へどんどん水分が吸収されていってしまい、固くなった便が肛門出口に蓋をしてしまうといった状態になります。
直腸性便秘になる理由
直腸性便秘になる人として多いのが、高齢者やベッド上で過ごすことが多い人、外出先などで排便をする恥ずかしさから習慣的にトイレを我慢するくせがある人です。ほかにも、便秘を解消するために下剤や浣腸を日常的に使うことが多い人にも多く見られます。
さらに、食事面では食物繊維や水分摂取が足りず、もともと便が固くなりがちな食生活を送っていることも原因になります。対策は?
直腸性便秘の対策としては、まずは日常生活で便意を我慢することのないように、毎日なるべく決めた時刻に十分な時間的余裕を持って排便を試みる習慣をつけることが大切です。また、便を押し出す力をつけるために腹筋を強くすることも有用でしょう。
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受診が必要!器質性便秘のメカニズム
器質性便秘とは、以下のような器質的な原因があるために、腸の中の通過に障害が起きてしまうタイプの便秘です。腸そのものに病気があるために起こります。・腸閉塞(イレウス)
・虚血性大腸炎(血液の流れが途絶えたことによる大腸の損傷のこと)
・大腸がん
・腸管癒着など
・大腸ポリープ
・腸狭窄これらの病気や疾患などによって腸が詰まってしまる、ねじれるなどの障害が起こることで便秘になります。
また大腸の疾患以外にも、痔(排便時の痛みを我慢する)や婦人科系の疾患(子宮筋腫や卵巣嚢腫など)によって腸が圧迫されることが便秘を引き起こすこともあります。器質性便秘には、
・発熱
・腹痛や嘔吐
・血が混じった便、便の色の異常このような体の不調が見られることがあり、場合によってはすぐに医療処置が必要なこともあります。便秘だからといって安易に下剤を自己判断で服用してはいけません。体の不調が続くようなら、早めに病院に相談・受診するようにしてください。
器質性便秘になる理由
器質性便秘になる理由は、原因となる病気によって異なります。主なものを解説します。
腸管癒着(イレウス)
腸や腹膜が炎症を起こすことで、腸管の組織がくっついてしまい、腸管のねじれが起こるなどして便やガスが正常に通過できなくなって便秘になります。
大腸がん
大腸にがんやポリープができることで便の通過が妨げられて便秘になります。便に血液や粘液がつく、便の形がいびつなどの状態が見られるときには注意が必要です。
痔
痛みを伴う痔があることで排便を我慢してしまい便秘になることがあります。
便は硬い状態だと、排便のときに強くいきまなければならず、肛門の近くにある静脈内の血液の流れが停滞してしまい、肛門の粘膜が破れて出血し、さらに痔を引き起こすことになります。器質性便秘の原因となる疾患が何かを把握し、その疾患の治療を行うことが先決になります。
対策は?
器質性便秘は、便秘を引き起こすもととなる病気の治療をまず行うことが重要です。疾患によっては緊急の処置が必要になることもありますので、自己判断で対処しないようにしましょう。症状がいつまでも続くようなら早めの受診をしてください。
まとめ
排便の習慣はその人の食生活や住む環境によって異なるため、実際には便秘とは何かを明確に定義することは難しい場合もあります。
しかし、ここで挙げたように便秘になるメカニズムや理由を理解することで、便秘になりやすい生活習慣がないかチェックし改善し便秘を予防することは可能です。
基本的に便秘を防ぐためには、日頃から水分を十分に摂取する、食物繊維が多く含まれた食事を摂取する、適度な運動と生活リズムを整える、トイレの時間をなるべく固定する、などに気をつけていくことが大切です。
ただし、器質性便秘をこれまで起こしたことがある人は食物繊維の過剰な摂取は、腸管が詰まる原因にもなるので、対処法は医師の指示に従うようにしてください。
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- 【腸活コラム】便秘でおならが臭い!腸内環境はどういう状態?
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便秘でおならが臭い!腸内環境はどういう状態?
「おならが臭い!原因と解決法を解説します」
おならが臭くて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。自分でも臭いと気になるくらいなら、他人にとってはさらに悪臭のはずですよね。人前でおならを出してはいけないと我慢すると、さらにお腹が張っておならが臭くなることもあります。
この記事では、おならが臭い原因と解決方法について解説します。おならのにおいに悩んでいる方もそうでない方も、ぜひご覧ください。
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本来、おならは無臭!おならが臭いときにはかならず原因がある
食事をするときや飲み物を飲むとき、飲食物と一緒に空気もたくさん飲み込みます。空気の大半は窒素のため、消化されずにげっぷやしゃっくり、おならとして対外に出ます。
もちろん、空気ですからにおいもありません。つまり、おならとは不要な空気を体外に出す作用であって、悪臭を伴うものではないのです。
また、食べたものを消化する際にガスが発生し、おならとして体外に排出されます。このガスも無臭のため、においの強いおならとして排出されることはありません。おならのにおいが強いときは、以下のいずれかの原因が考えられるでしょう。おならが臭い原因
●便秘
●動物性たんぱく質を過剰に摂取している
●強いストレスを受けている
●胃腸などの消化器官に疾患があるおならが臭い原因1:便秘
腸内に便が長期間溜まっている状態のときは、腸内環境も乱れています。善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れ、悪玉菌が増殖してにおいの強いガスが発生しやすくなっています。おならのにおいも強くなりますので、早めに便秘を解消するようにしましょう。
おならが臭い原因2:動物性たんぱく質を過剰に摂取している
肉などの動物性たんぱく質を大量に摂取すると、小腸で充分に分解することができないまま大腸に送られることがあります。消化が不十分な老廃物が大腸に滞留し、発酵して、においの強いおならが出ることもあるのです。
また、動物性たんぱく質が分解される際に、二酸化硫黄やスカトールなどの刺激臭を伴う気体が発生されることもあります。臭いおならとして外に排出されるだけでなく、げっぷや口臭として外部に出ることもあり、気になって人前に出づらくなってしまう方もいるでしょう。
おならが臭い原因3:強いストレスを受けている
強いストレスを感じると、食欲が低下したり、反対に過剰に食べるようになったりしませんか? 普段とは食べる量が変わることで排便リズムが崩れ、便秘がちになって臭いおならが出てしまうことがあります。
また、ストレスを受けると、無意識に唾を飲み込む方も少なくありません。唾を飲み込む際に空気も飲み込み、おならの量が増えてしまいます。便秘によって腸内に悪臭のガスが溜まっているときなら、おならのにおいも強くなってしまうでしょう。
おならが臭い原因4:胃腸などの消化器官に疾患がある
慢性胃炎や過敏性腸症候群などの消化器官の疾患により、おならの量が増えたりにおいが強くなったりすることがあります。また、がんやポリープなどにより腸管が細くなっていると、排便がスムーズにおこなわれず、便秘がちになっておならが臭くなることもあります。
臭いおならをなんとかしたい!便秘解消のためにできること
便秘がちの方は、便秘を解消することでおならのにおいを軽減することが可能です。においで悩まされる前に、まずは便秘解消のためにできることを始めてみましょう。
便秘解消方法1:規則正しい生活
消化と排泄がスムーズにおこあわれるためには、規則正しい生活が欠かせません。毎日、できるだけ同じ時間に起床して同じ時間帯に食事を摂り、同じ時間帯に就寝するように心がけましょう。
また、食事の量もできるだけ同じ程度が好ましいです。いきなり大量に食べると消化ができずに便秘を引き起こすことがありますが、反対に食事量が少なすぎても、便はスムーズに排出されなくなることもあります。
便秘解消方法2:食物繊維と水分を充分に摂取する
食物繊維が不足すると、便がスムーズに出にくくなります。緑黄色野菜やごぼう、サツマイモ、大豆、ヒジキなどの食物繊維が豊富な食材を意識して食べるようにしましょう。
また、こまめに水を飲むことも、便秘を解消する方法の1つです。体内の水分が不足すると便が硬くなり、排出されにくくなってしまいます。お腹の張りが気になるときは、冷たい水や牛乳を飲むのも有効な方法です。大腸を刺激して、スムーズな排便を促してください。
便秘解消方法3:適度に脂肪を摂取する
脂肪に含まれる脂肪酸には、大腸を刺激して排便を促す効果を期待できます。とりわけぶどう油やえごま油などに含まれるオレイン酸は便秘解消効果を期待できる油です。普段の食事に摂り入れて、便秘知らずの生活を目指しましょう。
<オレイン酸が多い油>
食品名 オレイン酸量(※) ぶどう油 17,000㎎ えごま油 16,000㎎ アマニ油 15,000㎎ ※食品100g中に含まれるオレイン酸の量を表示
便秘解消方法4:便意を我慢しない
ストレスによって便秘になることからも分かるように、腸は非常に繊細な器官です。便意を感じたときにすぐにトイレに行かないと、便意が消えてしまい、便秘を引き起こすこともあります。便意を我慢しないこと、また、ゆっくりとトイレに行く時間を作ることを心がけましょう。
便秘解消方法5:適度な運動習慣
排便リズムが整うためには、規則正しい生活だけでなく適度な運動習慣も欠かせません。運動不足になると排便リズムが崩れ、便秘がちになることがあります。毎日、適度な運動をおこなう習慣をつけ、健康な体を作っていきましょう。
便秘解消方法6:適度にストレスを解消する
ストレスから便秘になる方も少なくありません。くよくよと悩まないことを心がけ、適度にストレスを解消するようにしましょう。体調が良いと気分も明るくなり、ストレスを感じにくくなることがあります。体調を整えるためにも規則正しい生活と食習慣、適度な運動を習慣づけてください。
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肉類をよく食べる方は摂取量を見直してみよう
動物性たんぱく質を過剰に摂取すると、おならが臭くなることがあります。肉類をよく食べる方は、摂取量を見直してみることをおすすめします。もちろん、動物性たんぱく質自体が体に悪いわけではないため、「食べない」のではなく「量を減らす」ようにしてください。
妊娠中は便秘になりやすい!おならが臭いときに試したいこと
妊娠中は便秘になりやすく、とりわけ妊娠1、2ヶ月の妊娠初期から便秘気味になることも多いです。つわりのときにはにおいに敏感になるケースもありますから、おならや便が臭くなるのは防ぎたいものです。
とはいえ、下剤に頼ることはあまりおすすめできません。下剤は腸に強い刺激を与えるだけでなく、子宮収縮を引き起こして早産などを引き起こす可能性があるからです。便秘にお悩みの方は、次の便秘解消法をぜひ試してみてください。
●妊娠中におすすめの便秘解消法
●ウォーキングなどの軽い運動をおこなう
●水をたっぷりと摂る
●食物繊維が入った食べ物を意識的に摂る産後の便秘の対処法
出産後に便秘がひどくなる方もいます。便秘解消と腰痛軽減、むくみ解消の効果が期待できるエクササイズを紹介しますので、ぜひご自身のペースで続けてみてはいかがでしょうか。なお、かかりつけの医師などから安静を指示されている方は、エクササイズではなく医師に相談して便秘解消を目指しましょう。
<産後におすすめ!便秘解消エクササイズ>
①仰向けの姿勢になり、お腹の底を意識して深い呼吸を繰り返す
②気分が落ち着いたら、足首をゆっくりと回転させる
③腕を頭の上に伸ばして思いっきり引っ張り、そのままの姿勢で上半身を起こす
④2と3の動きを、時間をかけてゆっくりと数回繰り返す赤ちゃんや小さな子供のおならが臭いのは便秘のせい?
赤ちゃんも臭いおならをすることがあります。これは赤ちゃんの消化機能が新生児のときよりも向上したことと食べ物が腸内に滞在する時間が増えたためで、腸内細菌が活発に作用している証拠でもあります。
とはいえ、あまりにも臭いときは、便秘が原因かもしれません。赤ちゃんの便がきちんと出ていないときは、両足のふくらはぎを軽く持って膝がお腹につくまで曲げ伸ばしする運動をしてみてはいかがでしょうか。また、水分をしっかりと補給し、便が出やすいように工夫してみましょう。
母乳の赤ちゃんはおならが臭い?
母乳は腸内でガスを発生しやすいため、母乳を飲んでいる赤ちゃんはおならが出やすい傾向にあります。とはいえ、きちんと排便されていたら問題はなく、腸内環境も整っていると考えられます。
また、においに関しては母乳だから臭いというわけではありません。飲んだ母乳が腸内に長時間滞在しているときはにおいが強くなりますし、すぐに排出されるときはにおいも軽減されます。
便秘が解消されてもにおいが気になるときは病院に行ってみよう
おならが臭いときは、たいていは便秘が原因です。しかし、便秘を解消してもにおいが気になるときは、消化器官に何か病気が生じている可能性があります。臭いおならが続くときは、病院に行き、医師の診断を受けるようにしましょう。
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- 【腸活コラム】便秘は何日続いたら危険?具体的な日数は?
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便秘は何日続いたら危険?具体的な日数は?
普段よりも便の出が悪いとき。
「便秘が何日も続いてるけど大丈夫かな?」
「もう一週間出ていない…病院に行った方がいい?どのタイミングで行けばいいの?」
などと心配になることがありますね。
便秘は何日続いたら危険なのか、病院に行った方がいいのか。
知りたいあなたに、危険なレベルの便秘について詳しくご説明します。具体的には、
・便秘は何日続いたら危険?
・危険な便秘の見分け方
・危険レベルの便秘にならないためにできることについてお話ししています。
これを読めば、いつもより便秘の症状が重いときなど、冷静に判断する材料になるかもしれません。
ぜひ参考にしてみてください!
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便秘は何日続いたら危険?
便秘がちな人の中には、1週間以上も便秘が続く人がいますね。
1週間という程でなくても、いつもより便秘が長く続くと、不安になることもあるでしょう。
一般的に、4〜5日以上にわたって排便がないことを便秘といいますが、便秘にはかなりの個人差があり、1〜2日排便がなくても不快感がなければ便秘とはいいません。
一方、毎日排便があったとしても、便の量が少なくスッキリしない感じが続けばそれは便秘といえるでしょう。
このように、排便の回数は個人差が大きいので"何日続いたら危険"とは断言できませんが、病院へ行かなければならないレベルの"危険な便秘"があります。
ここでいう”危険な便秘”とは、便が腸の中で溜まってしまい、大腸閉塞や糞便塞栓などを引き起こしてしまうリスクが高い便秘。
ちなみに、大腸閉塞は、便が大腸の中を通るのを妨げられたり、完全に通過できなくなったりする状態のことです。
糞便塞栓は、硬くなった便が、腸粘膜の血管やリンパ管を圧迫するほどに腸を塞いでしまい、腸粘膜が傷ついたり、炎症が起きてしまう状態のこと。
もし大腸閉塞や糞便塞栓を放っておいたとしたら、敗血症・腸穿孔・腹膜炎へ進行してしまい、最悪の場合死に至ることもあります。
このように、病気の症状としての便秘があります。
毎日の生活に支障をきたしたり、これからお話しする症状がある場合は、下剤に頼らずに医療機関を受診するようにしましょう。
危険な便秘の見分け方
危険な状態にならないためには、”普通の便秘”と”危険な便秘”の違いを知っておく必要があります。
普通の便秘は、便がスッキリ出ない状態が続いていても、便秘薬や浣腸でコントロールできる程度の便秘のこと。
一方、危険な便秘は、排便の間隔が不規則に長くなり、かつ、刺激性の便秘薬や浣腸を1〜2回使っても便が出なくなってしまう便秘のことを指します。
刺激性の便秘薬や浣腸を使っても便が出ず、次に便が出るタイミングが予測できなくなってきたら、医療機関に相談しましょう。危険なレベルの便秘になっている可能性があります。
ただ、おならが出ない時・強い腹痛・吐き気・嘔吐・発熱・お腹の張りが強い時、またはその状態が長く続く場合は要注意。
安易に刺激性の便秘薬や浣腸を使う前に、そのまま医療機関の受診をしましょう。
また、普段から便秘に悩んでいる人は、排便日誌をつけておくのもおすすめです。病院に行くときも、今までの経過が分かるので、あなたの状態を正確に判断してもらいやすくなります。安心ですね。排便日誌につけたい項目は、
・排便があった時間帯(朝・昼・晩)
・便の硬さ
・残便感、すっきり度合い
・1週間の排便回数
・食事の有無、量、内容
・服薬状況、薬の増減、休薬の状態
・その他、気になる症状簡単でいいので、これらを毎日メモしておくといいですね。
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危険レベルの便秘にならないために
「まだ大丈夫そうだけど、危険レベルの便秘になったらイヤだなあ」
そもそも危険レベルの便秘にならないために、気をつけられることがあります。ただ、予防できない便秘もあります。以下の症状が出たら、すぐに医療機関に相談しましょう。
・お腹の張りが強い時
・おならが出ない時
・強い腹痛
・吐き気・嘔吐
・発熱
・便に血が混じる
・体重減少や倦怠感が続く
・今まで順調だったのに、急に便秘が1ヶ月以上続くようになったいわゆる”普通の便秘”については、大変なことになる前に普段から便秘予防・改善に努めていくようにしましょうね。
1日に1.5Lの水を飲もう
水分が少ないと便が硬くなってしまい、どうしても便秘になりやすいです。
こまめに水分補給をする習慣を身につけて、軟らかい便を作ることができるようにしましょう。腸内フローラを整える食事をしよう
腸内フローラを整え、腸の働きを正常に戻すことは、便秘改善の基本のキ。
腸内フローラを整えるには、規則正しい生活やストレスコントロールが大切ですが、まずは食生活を見直すところから始めましょう。
・発酵食品(味噌・納豆・お酢・ぬか漬け・韓国キムチ・ヨーグルト・乳酸菌飲料・甘酒・ブルーチーズなど)を摂り、腸の中の善玉菌を増やす。
・善玉菌のエサとなる、食物繊維(玄米・胚芽米・もち麦・そば・ライ麦パン・しらたき・野菜類・きのこ類・豆類・海藻類など)をたっぷり摂る。
※ちなみに1日の食物繊維摂取の目標量は、成人男性:20g以上、成人女性:18g以上 (厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015年版」より)。
・同じく善玉菌のエサとなる、オリゴ糖(ごぼう・玉ねぎ・アスパラガス・にんにく・バナナ・大豆・てんさい糖・はちみつなど)を摂る。
毎日、”発酵食品+食物繊維・オリゴ糖”の組み合わせを意識して食事をすれば、腸内フローラはどんどん改善していくはずです。
便秘以外にも、良いことがたくさんありますよ。適度な運動をしよう
腸を刺激し、腸内環境を整えるためには、適度に運動をすることも大切です。激しい運動をする必要はありませんが、意識的に歩いたり、ストレッチをしたりと、1日の中で少しでも動くように心がけましょう。
お腹を優しくマッサージしたり、温めてあげるのもいいですね。便意は我慢しない
便意があっても、タイミングや周りの状況を気にしすぎて、我慢してしまうクセのある人がいますね。便意を我慢しすぎると、直腸の神経が鈍くなり、余計に出しづらくなってしまいます。
便意を感じたら、できるだけすぐにトイレに行くように意識しましょう。
便意がなくても、毎朝必ず、食後にトイレに行く習慣をつけることもおすすめですよ。
まとめ
・排便の回数は、個人差が大きいので、「何日間便秘が続いたら危険」とは言い切れません。・ただ、排便の間隔が不規則に長くなり、かつ、刺激性の便秘薬や浣腸を1〜2回使っても便が出なくなったら、医療機関に相談しに行きましょう。
・普通の便秘が、危険レベルの便秘に進行しないように、普段から規則正しい生活を心がけましょう。
・積極的な水分補給・腸内フローラを整える食生活・適度な運動・排便習慣の確立に努めましょう。
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- 【腸活コラム】注意!便秘が血圧に与える影響とは?
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注意!便秘が血圧に与える影響とは?
トイレ内が家の中での死亡事故の発生率が高いことを知っていますか?
排便時にいきんで急に頭に血が登ったり、排便後ふらついたりしたことがある人も多いのではないでしょうか。
排便と血圧には関係があります。特に便秘の人は、排便時になかなか出ないので、いきんでしまうこともありますよね。排便時のいきみにより血圧が上がることが研究でも分かっています。この記事では、便秘と血圧の関係について
・便秘により血圧が上がる理由
・排便時に血圧が下がる理由
を解説いたします。慢性的な便秘がある人や血圧が高めな人、高齢者は注意が必要です。
便秘の時は特にトイレ時間を気をつけましょう。
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便秘の人は排便時に注意!排便時と血圧の関係
排便時に力んだり、トイレの中で身体が冷えたりすることで血圧が上がり、また排便することで血圧が下がります。
血圧の急激な変動が心臓に負担をかけ、ふらつきや失神などにつながり怪我をする危険性につながるのです。
・血圧が上がる理由
・血圧が下がる理由
をそれぞれ説明しますね。便秘時注意!トイレで血圧が急激に上がる理由
便秘により便が硬くなったり、便が残っていたりする感じがある人は排便時にいきまないように気をつけましょう。
便秘により、なかなか排便がうまくいかない時、トイレで便を出そうといきむことで腹腔内の圧力が高まり血圧が急激に上がります。
また、冬の夜にトイレに行く時にひんやりした経験はないですか?
冷たい便座に座った瞬間も冷やっとしますよね。体が冷えると、体温を逃がさないように血管が収縮するので、血圧があがりやすくなります。
いきみや冷えによる血圧の急激な上昇は、脳梗塞や心筋梗塞が引き起こされるきっかけです。トイレに行った後ふらつくのは血圧が下がってしまうから
トイレで排便したり、排尿したりすると一瞬ふらっとなりませんか?
ふらつく理由は排便や排尿により血圧が下がってしまうからなのです。原因として以下の二つの神経が関わってきます。
・迷走神経
・副交感神経迷走神経
排便、排尿することで感覚・運動神経の一つである迷走神経が刺激されます。
迷走神経が刺激されることで、血圧の低下やめまいの症状が引き起こされるのです。
副交感神経が優位になる
排便時は、肛門括約筋という便を出す筋肉が緩みます。
筋肉が緩むというのは、自律神経の副交感神経が優位になっている状態です。副交感神経
副交感神経は自律神経の一つです。
自律神経は
交感神経
副交感神経
からなります。交感神経が優位になると興奮、血圧が上がり、副交感神経が優位になると血圧が下がるなどの症状が見られます。
排便により副交感神経が優位になった結果、血圧が下がり、ふらつくのです。
高齢者の便秘による血圧上昇が心臓に負担をかける
加齢による腸の運動の減少、骨盤底筋と呼ばれる腸などの臓器を支える筋肉が弱ることにより、便が腸に貯まりやすくなります。
また、利尿剤と呼ばれる、おしっこを出しやすくして血圧を下げるお薬の服用により、身体の水分が不足し、便が硬くなる傾向があります。
他に便が硬くなる理由として、高齢による腸内環境の悪化も一つです。
便が腸に貯まり、便の水分が不足し硬くなることが、高齢者の便秘の原因と考えられます。
結果、排便時の力みや、トイレの便座の冷えにより血圧が急激に上昇し、脳卒中や心不全、大動脈解離などの心血管疾患に繋がると研究により分かっています。
加齢による、動脈硬化や高血圧症も心臓に負担をかけ、心血管障害の原因に繋がり、最悪寝たきりになる可能性があります。寝たきりになることで便秘になりやすくもなります。
便秘と血圧の関係は、高齢によりお互いがリスクとしての引き金になってしまうので、特に高齢者は便秘や高血圧に対する改善が必要になります。
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トイレではいきまないようにしましょう
いきむことで血圧が上がってしまうので、特に便秘の時はリラックスしながら排便することで血圧が上がるのを抑えることができます。
リラックスしながら排便ができる対策を紹介します。
・リラックスしたトイレ空間を作る
・自分に合った排便姿勢を知る
この2つを知ることで、便秘の時にいきむことが少なくなります。是非試してください。リラックスできるトイレ空間作り
便秘の時の、急激な血圧の上がり下がりを防ぐためにも、リラックスしていきまないようにしての排便を心がけましょう。
リラックスするためにも、トイレの中の芳香剤などを好きな香りにして楽しむのもいいですね。
本が好きな人は、便座に座っている間に読書もおすすめです。
便座は、冷えないためにも暖房便座がおすすめです。暖房便座でない場合でも便座シートなどを利用し、座った際に冷えないように工夫しましょう。
便秘の時はいきんで出すのではなく、リラックスしながら出すようにすることが血圧の変動を防ぎます。いきまないための排便姿勢
芸術で有名な「考える人」の姿勢が、排便に適している姿勢です。
背筋をまっすぐでなく、少し前かがみになることで直腸と便が出る肛門の角度を広げることができます。その時に、かかとを少し上げるように意識してみましょう。
最近話題の踏み台を使う場合は、背筋はまっすぐで行ってください。
踏み台を使用することにより股関節が開きます、背筋はまっすぐなので前かがみの姿勢よりは呼吸が楽になりますね。
自分に合った排便姿勢を知ることで、便秘時にいきまなくても排便することが楽にできます。
まとめ
本記事では、便秘と血圧の関係について解説しました。
・便秘の時に出そうとしていきむことで血圧上がる
・排便後は反対に急激に血圧が下がる
・高齢者の便秘のリスク便秘は、排便時にいきんでしまいやすく、血圧の急激な変動が心臓に負担をかけ、ふらつきや失神などに繋がり怪我をする危険性に繋がります。
便秘を改善し、血圧を上げないためにも
・いきんで排便をしない
・便座を冷やさない
・リラックスできるトイレ空間作り
・自分に合った排便姿勢以上のことを心がけ、健康的な排便習慣を目指しましょう。
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